ウィンブルドン１３

男子の準決勝、２試合とも凄い試合になりました。

まずはフェデラーがこれまで３連敗しているジョコビッチ相手に非常に攻撃的なプレーで勝利しました。クレーやハードでは攻撃していても切り替えされてしまい、攻めてたフェデラーが最終的にはミスをしてしまう展開がありましたが、芝での展開はこれまでのうっぷんを晴らすようなプレーでした。

キーポイントにフェデラーのフォアを挙げましたが、序盤はミスがあったものの、３セット目からはほとんどアンフォーストでのミスがなく、完璧な内容でした。サーブも決まり、最後はジョコビッチも反撃する意欲すらなくなってしまいました。

もう一つのSFはマレーがツォンガに勝利。コンスタントなプレーで２セットを連取して、完勝かと思いきや、去年２セットダウンからフェデラーを破った時のように突然ツォンガがサービスエース、スーパーショット、ダイビングボレーとスイッチが入り反撃して勝負の行方はわからなくなります。

４セット目ももつれますが、ギリギリのところでブレイクを許さなかったマレーがイギリス人として７４年振りとなる決勝進出を決めました。イギリス中の期待を一身に背負うマレー。勝利の瞬間は放送ブースのいたることから歓声が聞こえました。

これまでフェデラーびいきだったお客さんもさすがに明後日の決勝はマレーの応援に回ると思います。そんな中でもフェデラーは今日のように冷静にプレー出来るでしょうか。マレーが優勝すればフレッド・ペリー以来７６年振り、フェデラーが優勝すればサンプラス、レンショーに並ぶ最多優勝７に並びます。

そして明日は女子のファイナル。パワーのセリーナ対旨さのラドワンスカ。歴史に名前を残すのはどちらでしょうか。