足を動かす

今日は朝から予報通りの大雨となり、せっかくのジュニアキャンプもインドアでのスタートとなってしまいました。『ダンロップジュニアキャンプ』とはテニスだけではなく、トレーニングやメンタルなど総合的にテニスのスキルをアップさせ、テニスプレイヤーとして、人間として大きく成長してもらうためのきっかけ作りをするためのキャンプです。

午前はフィールドテストと、メンタル面の講習があり、午後はテニス。今日は特別ゲストとしてダンロップ契約プロのK・リキナが参加してくれ、選手たちには本当に良い経験になったと思います。彼女は岐阜、福岡、久留米と続く日本のサーキットに出場するために岐阜に入っていましたが、わざわざ岐阜から日帰りで選手と一緒にプレーをしてくれました。試合前の貴重な時間を割いて来てくれたことには感謝します。

ジュニアは全国大会に出場するような選手もいるクラスでしたが、リキナの印象は「みんな足が動いていない、もっと足を動かすように」という基本的なことでした。確かにその通りで、選手が積極的でやる気があるプレーをしているかは待っている時のステップ（足の動き）でわかります。プロは常に足を動かし、時間があればピョンピョン跳ねながらリズムを取ってステップを踏んでいます。どんな選手もです！（サフィンは違うかな）昔は何かと言えば「足を動かせ！」と口をすっぱくして言われたものですが、最近はあまり言わないのでしょうか？？プレイヤーとしては最も基本的なことなので、徹底をするべきだと思います。私も最近では色々なところに講習に行きますが、まず、これを徹底して身に付けるのが最初の仕事です。「足を動かせ！」というのは選手をいじめている訳ではなく、良い準備をし、リズムを取ることがボールを打つのに最も大切だからです。

練習の後には去年のジュニアデ杯の世界大会に行った時の映像を流しながら、世界の１６歳のジュニアがどんなテニスをしているか解説をしました。後は同じく去年のウィンブルドンジュニアで優勝した女子のロブソンや男子のディミトロフの連続写真を見せ、トップ選手に共通点する技術的ポイントの話をしました。ロブソンが優勝した時は１４歳という話をしたらみんな空いた口がふさがりませんでした。

明日は晴れの予報なので夕方までオンコートで練習出来ると思います。選手同様に私も張り切って頑張りたいと思います。