1月5日、ATP250「香港オープン」、錦織圭(ユニクロ)は決勝でフランスのアレクサンドル・ミュレ(67位)に 6ー2 1ー6 3ー6 で敗れ、2019年1月のブリスベン国際優勝以来、約6年ぶりのツアー優勝の夢は叶わなかった。
百戦錬磨のツアーベテラン、錦織でさえも約6年ぶりの優勝のチャンスが目の前にくるとこんな状態になるのだろうか。競り合うものの、第1セットを取った錦織。途中で、「勝ちたい気持ちが生まれてしまった」と言う。対するミュレは格上の錦織を相手に思い切った攻撃を仕掛け、一切のプレッシャーを感じさせない。一方緊張からか錦織は惜しいミスが出てくる。「緊張で前日全然寝られなかった」からだろうか、普段の崖っぷちからの粘り強いテニスを発揮することができずに終わってしまった。
「5試合戦って、(身体に違和感は)特に何もない。体は十分にフィットしていた。テニスのフィーリングは悪くない」と振り返る錦織。復活の兆しを見せた錦織の次なる舞台は、1月12日から始まる全豪オープンだ。新たな戦いへの期待が高まる。
<<決勝>>
●錦織圭 6ー2 1ー6 3ー6 ◎A・ミュレ
Bank of China Hong Kong Tennis Open
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記事:塚越亘/塚越景子 Supported by HAT photo:香港オープンTwitter