韓国遠征総評、竹田直樹全中決勝進出

韓国遠征総評の前に
竹田直樹が全国中学生大会で明日の決勝戦へ進出しました。
彼から明日の試合は倒れるまで頑張るという頼もしい気合いの入ったメールが届きました。
腹筋の怪我等に苦しみこの2か月はあまり試合に勝てていませんでしたがこの全中で（明日の決勝戦）チャンスを掴みました。今までの思いを明日の試合にずべてぶつけ周りの人達の目を起こせ！！
そして倒れるまで頑張ってこい！

本題の韓国遠征総評です。
まずは2週目の決勝戦からお話します。
CHISATO　U-10　Girls　Final　6-3,3-6,12-10 def Chinese Taipei
1週目の決勝戦と同じ対戦相手、前週はオムにコートで1-6,1-6での完敗でした。
しか私達はこの敗戦からたくさんの事をSTUDYする事ができ2週目の決勝戦には大きく作戦を変更し勝利することができました。ファイナルセットはCHISATO自身初めてのスーパータイブレーク、6－9相手の3マッチポイントからの見事な逆転勝利。
大きな勝因は
10歳の少女が1週目の敗退の悔しさ（自分のテニスができなかった）からこの決勝戦で最後まで自分を信じて自分自身のテニスで戦えたこと。
試合前のウォーミングUPで選手、コーチがお互い納得しコートに入れたこと。
1週目の敗退のSTUDYを次対戦までの期間を意識し続けることが出来たこと。
上記3つが大きなポイントであると私は考えるが決して簡単なことではない。

このトーナメントの優勝者はU-10のTPE,CHISATOを除いてすべてが韓国人選手でした。決勝進出者もU-10 girlsを除いてすべて韓国人です。今大会はITF,ATF主催のトーナメントではなく現地のローカルトーナメントです。しかしその年齢の韓国ランキング1-4位の選手達が出場しています。特にU-12の優勝、準優勝選手はHANSOL TEAMのサポートをすでに受け世界への挑戦の準備をしている選手達もいました。
私がこの大会をセレクトした理由は
１、U-10,U-12の選手たちへの海外での（異国の地、違う空気、違う環境）挑戦。
２、ホスピタリティーの素晴らしさもありますが2週間で2トーナメントが違う場所、サーフェスで開催されること。
私は杉山愛選手、米村知子選手とツアーを帯同したくさんの事を勉強させてもらいました。韓国遠征の前には3週間米村選手と戦わせていただいた後の直ぐの遠征であったことによりジュニア選手たちにいろいろなお話をすることができました。
私がこの大会に選手とともに取り組んだことは
１、SIN出発からプロ選手と同等に戦う気持ちを注入
２、コートサーフェスに順応する為のウォームUPに時間をかける
３、試合終了後の練習及びトレーニングの徹底
４、夜のミーティングで更に1日を振り返る、更に戦う気持ちをUPさせる。皆で試合へのディスカション。
５、大会会場では私自身がNO,1コーチになる。
６、大会会場ではNO,1のチームになる
上記6点に取り組んだつもりですが選手たちがどのように感じているかはわかりません。
しかし嬉しいことに私達が取り組んだことに対して大会側からBESTチーム賞の賞状を頂いたこと、2週目の大会終盤には私達にあきらかに影響されたチームが目に見えるように増えていたこと。

今遠征で私はあらためてコーチの必要性、コーチの実力、コーチの選手たちとともに戦う気持ちの必要性、コーチの選手たちへの環境作り、コーチの意識の高さの必要性を感じることができた。
私はまだまだコーチとして未熟だが今大会のコーチをみてたくさんの勉強をする事ができました。
私は私で日々昇進できるように頑張っていきたいと思います。

最後にChisatoシングル優勝おめでとう。
ここからが勝負です。
竹田君明日の決勝頑張れ！