海外での経験

今日は海外に行った時に経験した怖い話を書こうと思います。

海外のみならず日本国内でもそういう経験をするときはあるのかも知れませんが・・・

海外では良いことばかりではないということも覚えておく必要があるかと思います・・・

恐怖体験は２つ。

まずは選手の引率でアメリカに行ったときのこと。
田舎町のホテルに滞在していました。
特に治安の悪い地域ではなく、のんびりとした町並みです。

夜でも出歩くことができるくらいなので海外に行ったことがある方はその治安がわかるかと思いますが、本当に危ない町ではないところです。

そこで経験したことは・・・

ホテルに１週間ほど滞在していましたので、向かいの部屋、両隣の部屋に宿泊している人たちとも毎日のように顔を合わせます。
その日も部屋を出るときに向かいの男性の老人と鉢合わせ、笑顔で「おはよう」と互いに声を掛け合ったのを覚えています。

試合、練習を終えホテルに帰ってくると・・・
なにやら騒々しい。
ホテルの前にはパトカーがいますし、中にも警官が数名います。
なにか事件があったのかと思い、フロントに聞いても、問題ありません、と。

さすがに何かあったろう、と思いましたが確認する手段がなかったのでそのまま部屋に戻ろうとすると・・・

向かいの部屋に黄色いテープ、映画などでしか見たことがなかった立ち入り禁止、みたいなあのテープが張られているのです。

あれ？？？

向かいの部屋には今朝挨拶した老人が宿泊していたはず。
何があったのかというと・・・

昼間にその老人は一人自らの命を絶っていたのです。
その昼間にホテルにいたアメリカ人のコーチから聞きました。
その時間は大変な騒ぎだったと・・・

とにかくショックで僕は夜も眠れませんでした。
部屋を変えてもらうこともできず。
今朝話した人がその何時間かあとにこの世からいなくなる。

ものすごい恐怖を覚えたわけではありませんが、アメリカのホテルでそのような経験をするとは。

そして、もうひとつはかなり危険な怖い目にあったときの話しです。

場所はフィリピン、セブ島という観光地としても有名ですがあまり治安が良くないことでも知られています。

ある日、スーパーに買出しに行こうとタクシーでスーパーまで。
向こうでは乗り合いタクシーみたいなシステムの乗り物があります。（ジプシーという名前だったかと）

普通にその辺を走っていて庶民の交通手段となっているものですが、僕がタクシーでスーパーに着いたときに一台のジプシーもすぐ目の前に停車し、何人か降りてきました。

そのうちの一人が運転手とものすごい勢いで口論を始めたのです。
僕はまだタクシーの中にいたのでその様子を見ていましたが・・・

次の瞬間、ポケットから何かを取り出し、運転手に向かって・・・

発砲です。銃を取り出したのです。しかも４発発射。

あまりの出来事に僕はタクシーの中で身をかがめていました。
ジプシーに乗っていた数人が悲鳴とともに逃げ惑い、スーパーの周りにいた客も逃げ惑い・・・

銃を撃った本人はダッシュでその場から逃げ去ったようで、僕が顔を上げたときにはもうそこにはいませんでした。

運転手は即死。

あの至近距離から４発も銃弾を浴びたのですから・・・

たまたまその前日に当地で本物の銃を打っていた（射撃場）ので銃というものの怖さを身にしみてわかっていたこともあり、ものすごく怖かったです。

タクシーの運転手は思ったより驚いていなかったので、なんでだ？と聞いたところ、その種の発砲事件は珍しくない、とのことでした。

銃も簡単に手に入るらしいです。

いわゆるリゾート地のような地域でしたが少し外れるとこのような事件も起こりうる、ということを痛感しました。

だからと海外が危ない、というわけではありませんし、国内にいても事件はあります。
それでも海外でたまたま経験したこの２つの事が、海外での安全確保に神経を使うきっかけになりました。

こういった危険性もあるということは理解する必要がある、と思いまして書きました。

特に男子の試合はあまり治安が良くない地域でも開催されます。
女子はかなり少ないですが。

ほかの選手から聞いた海外での経験もそのうち書きたいと思います。

でも試合は海外でもありますから！！

気合い！！！！！！！！！！！！！！！！