この春休みという季節は僕の知っている限り県ジュニアがいろいろな県で行われています。
ジュニア選手たちにとってはかなり大きな意味を持つ大会です。
最終的には夏の全日本ジュニアに出場するための地域予選(神奈川なら関東)のさらに予選という位置づけになります。
ここで地域大会への出場権を獲得しなければ全日本ジュニアへの道は閉ざされてしまいます。
とりこぼしの許されない大会です。
今から考えるとそういう位置づけの大会であった県ジュニアでは僕はなぜかあまり緊張した記憶がありません。不思議だ・・・
緊張するはずなのに・・・
まあそれはさておき。
僕のいる神奈川県ジュニアも残す種目は2種目かな?あとは全日程終了している種目がほとんどです。
優勝した選手や、関東への出場権を獲得できなかった選手、ぎりぎりで関東への出場権を獲得できた選手、様々です。
どの種目にも優勝する選手は一人だけですから他の選手は悔しい思いをしたはずです。
その悔しさをばねに夏の大会に向けて練習を重ねていってほしいです。
ここで・・・
県大会での勝利に一喜一憂せずにしっかりと目標を見据えてがんばることを忘れないようにしてほしいと思います。
今日優勝した選手はもちろん喜んでいると思いますが、明日からはまた気持ちを引き締めなければなりません。
いつまでも浮かれ気分では足元をすくわれかねません。
なぜならば、優勝した選手を倒すために負けた選手は頑張るからです。
そして、関東大会への出場権を獲得できなかった選手は夏の関東以外の大会に向けて必死に練習してください。
僕がジュニアの時・・・
16歳以下の下の年齢で全日本ジュニアに出場したにもかかわらず(1回戦で杉村太蔵議員に敗退)、16歳以下の上の年齢で全日本ジュニアに出場できませんでした。
それが悔しくて悔しくて・・・
今思い出しても悔しいですが・・・(笑)
ほかのみんなが全日本ジュニアに出場しているとき、必死に練習しました。
必ず来年は見返してやる、と思っていました。
そして、次の年、18歳以下の下の年齢です。
県ジュニアで無事に関東への出場権を獲得し(準優勝)、いざ夏の関東大会へ。
そして、一年前の悔しさを晴らすべく、その一年間の練習の成果を出すべく・・・
結果は優勝。
自分の中でものすごく自信になりました。
自分なりに必死に努力してきた結果が最高の形で現れたからです。
そのあとの選手生活でも自信を失いかけたときには、そのことを思い出していました。
あの16歳以下での敗戦が糧になりました。
あれがなかったら、それほど必死になっていたか、と思うと・・・正直わかりません。
なので負けることで得られるものや、悔しい気持ちから頑張ることができる自分をものすごく大事にしてほしいと思います。
もう夏の大会への戦いは始まっています!!!
気合い!!!!!!!!!!!!!!!!!!
コメント
辻コーチの体験に基づくお話、説得力があります。失敗は決して無駄にはならない、悔しい思いが次の飛躍につながる・・・と。これはテニスだけではありませんね。でも、飛躍につなげる強い意志があったからこそできたのだと思います。いくつになってもめげることがありますが、若い人から教えられます。ブログ楽しみにしています。