杉山愛選手に帯同させていただいていた今回のアメリカ遠征は残念ながら単複初戦敗退、という結果に終わってしまいました。
そして、今日帰国しました。
、mk今回は男女共催の大会であり、男子はマスターズシリーズ、女子はティアⅠという位置づけでもあるのでトッププレイヤーが勢ぞろいという豪華な大会でした。
試合はあまり数多く観ることはできませんでしたが、それでも練習、トレーニングと普段の選手達を観察することもできました。
大会期間中の選手達の練習時間はあまり長くはないです。今回は男女一緒でコートに限りがあったこともあるのですが、大体一回1時間、という感じです。
試合当日は30分しかコートが割り当ててもらえないのでその時間でボールを打ちます。
会場内にあるジムでも常に選手がたくさんいます。男女一緒だと人が多い(汗)と感じました。
コートで練習するのはもちろんですが、しっかりとトレーニングもしています。
むしろトレーニングの方が時間をかけているくらいの選手がたくさんいました。
体を作る、維持する・・・
とにかくツアーを戦うためには屈強な肉体が必要です。
日本人よりも体格に恵まれている海外の選手がそうなのですから日本人はさらにやらなければいけないのか、と感じました。
さて、ある男子トッププレーヤーが行っていた練習を・・・
ベースラインから止まって打てるボールでひたすら打っていました。
まさに基本練習。
これでもか、というくらい簡単な練習です。
ダウンザラインとクロスに打ち分けながら延々と・・・
トップの選手達でも基本を大切にしている、ということがお分かりいただけると思います。
ある程度ボールが打てるようになるとつい自分本位で打ってしまうものを、基本をしっかりと意識して修正しながら打つ。
基本的な動き、体の使い方、というものはとても大切です。
杉山選手もシングルスで敗退してしまったあと、反省をそのままコートでの練習で修正しました。
球出しで。
何百球打ったかわかりませんが2時間ほど、フォームチェックをしながらボールを打ち続けました。
トップにいる選手にはそれなりの理由があるということですね。
改めて思い知らされました。
もう一つ。
僕が最初に会場入りした23日、伊達さんが会場にいました。
サインしに来たけど出場できずにすぐ次の大会へ向かう、とのことでした。
出場できるかわからないけどサインをする。
この当たり前のようなことを当たり前にしている伊達選手に頭が下がる思いでした。
可能性がある限りチャレンジ、来なければ可能性はゼロですからね。
それでもそれを行動する、というところに強さを感じました。
今回は、杉山選手にとってタフな遠征になりましたが、次のクレーシーズンに向けてしっかりと調整していってほしいと思います。
では・・・
気合い!!!!!!!!!!!!!!!!!!