昨日まで、我が荏原SSCのジュニアを連れて、千葉県の白子町で合宿を行ってきました!!
二泊三日だったのでたくさん練習ができて、彼らにとってもとても有意義な時間だったと思っています。
そんななか、小学生のテニスと、コーチングの難しさを改めて思い知らされました・・・
まず、今回の合宿参加者は13人でした。
レベルも学年も様々です。そして、何より親がいない生活というものが初めてという子供もいました。
合宿の目的はもちろんテニスのレベルアップ!!
そして、精神的な自立に向けての訓練も兼ねています。
小学生だからといってこちらが全てを指示するような、修学旅行みたいにはしません。
練習は毎日6時間はオンコートでみっちり。その後にミーティングなどをして、集団ではありますが親元を離れての食事、入浴、睡眠。
そして、小学生の合宿を行うたびに思うのですが、成長が早い!!
テニスももちろんですが、それ以上に生活面での成長がものすごいんです。
こちらもびっくりするような行動をしてくれます、いい意味ですよ(笑)
さて、テニスですが小学生の場合、体もまだまだ未熟ですし、技術もやるべきことがたくさんあります。コーチとしてはいくら時間があっても足りない、というのが本音です。
もっとたくさんやりたいことがあるのですが・・・
ただ、その中で、いかに早く本人たちが上達しようとしているかが、ものすごく重要です。
だれでもそうですが、特に低年齢の子供達は、自分の好きなもの、自分の意志でやろうと考えたことに対してはものすごく集中力があります。
その集中力がテニスに向いた時に大きく伸びるです。
できれば毎日この状況であってほしいのですが、これは、コーチのわがままですね・・・
そして、その状況を作り出すことが非常に難しい・・・
練習内容一つで随分変わりますからね、アドバイスも色々な形で伝えてみたり。
上手くいくときもあれば、逆もあります。
そうやってコーチ達も勉強してくんでしょうね。
話がそれますが、正しいコーチングというものは存在しないと思っています。というか、コーチングに正解はない、と言ったほうが正しいのかもしれませんが、僕が思う優れたコーチというのは、一つのことに対して様々なアプローチの仕方ができる事ができる知識、経験、技術がある人。
同じ事を何人にも言うのではなく、個人個人によって言い回しを変えることが大事だと思っています。
というのも、正しいグリップ、正しいフォームなんていうものは存在しないからです。
ノーグリップ、ノーフォームですよ!!!
ただ、それでも運動生理学的におかしい動きをしているとか、明らかに怪我をしそうな(一部分に力が偏っている)場合にはフォームも治しますが、それ以外に問題が無ければそのままです。
ここでいう問題とは、どのコースにも打てる、スライス等のグリップを変えてから打つようなショットもスムーズなどです。
戻りますが、こんな感じでやると小学生のテニスは上達が早いかわりに、リスクも高いですし、やりがいもあります。
ジュニア全般で当てはまりますけどね。
僕はまだ親になっていないので、わかりませんが子供の成長を見ていると、驚きと感心の繰り返しだなぁ、と。
僕らはテニスの指導をしていますが、それと同時に人間的にも成長させているということを、改めて自覚しました。
最近の学校では先生が生徒を叱る、ということが非常に少なくなっているみたいですし、並ぶ時は身長順ではなくて五十音順だったり、個人的にはあまり良かれとは思っていないゆとり教育の影響で、親に与える負荷が大きくなっていると思いますし、ある意味先生、親、と両方の立場で接するコーチたちは非常に大きな職責を・・・
これ以上書いたらプレッシャーになりそうなので・・・(笑)
要するに色々なものを背負ってコーチをしています!!そして、ジュニア達にはコーチたちの思いをしっかりと受け止めてほしい・・・
そう思います。
コメント
小さくなるほど教えることは難しくなりますね。
一人ひとりにきちんと向いて、その子にあった道筋で教えるって、ほんとに大変なことだと思います。
コーチって、テニスの技だけおしえてりゃいい、ってもんじゃありませんものね。
責任重大です。(ごめん、プレッシャーかけてます。^^)
でも、ぜひ、そこをやり遂げて、ジュニア育ててくださいね。
コーチや先生には何十人かの中の一人でも、親にとってはかけがえのないお子なんですよね。
そのぶん親の気持ちが熱くなることもあります。
そういう親の気持ちも頭のどこかにちょっと置いて、一緒に育ててくださいね。
コーチだけでも、親だけでも、ジュニアは育ちませんから。
どうぞ、いいコーチに育ってくださいね。^^期待してます。
はい!!
背負うものが大きいほどやりがいもあるということですから!!
頑張ります!!!