才能と努力

伊達選手の活躍とエナンの引退・・・
テニスの才能溢れる選手の話題が最近ニュースでも度々扱われてきました。

錦織選手もそうですね。


間違いなく今挙げた選手達は才能があると思います。
それだけではありません。

才能がある選手なんてたくさんいると思っています。

彼らはその才能を発揮するために努力をし、その結果が今の活躍に至るわけです。
それは誰もが知っていることですから彼らに限らずアスリート達は尊敬、賞賛されるわけです。

では、才能って一体・・・??

はっきり言って様々な才能が色々組み合わされているので誰にでも何らかの才能はあると思います。
前にも書いたかもしれませんが、才能はそれを活かして初めて才能として評価されるものです。

テニスに限っても細かい才能があると思います。

例を挙げれば・・・
ハードヒットする才能、ボールタッチの才能、予測する才能、考えることができる才能、足が速い、体が大きい、パワーがある、動体視力が優れている、反応速度が速い、筋力がある、勝負強い、トレーニングで自分を追い込める、相手に勝ちたいと誰よりも思う・・・等々

ざっと思いついたことだけでこんな感じです。
時間をかけて考えればきりがないくらいたくさんの才能があります。
自分では何ができるか、何が足りないか・・・

才能は後からは手に入らないと思います。
なので自分の才能を最大限に発揮、向上させる努力が人よりも上に行くことの可能性をあげることだと考えています。

テニスの才能、と一言で言えばそれで終わってしまいますが考えると細かいのではないでしょうか?

しかしながら全ての人が自分の才能を初めから理解するなんていうことは不可能だとも思います。
テニスを続けて自分を高める努力をして初めてわかることの方が多いからです。

足りない部分は長所で補う、くらいの気持ちの強さも必要だと思います。
誰かを真似してもその人を超えることはできません。
自分が真似をされてもその人には超えられることもありません。

なぜそんなことをというと・・・

伊達さんの活躍で才能がある人は違う。
というコメントが多く聞かれました。

世界の4位まで登りつめた選手ですからそりゃその辺の選手とは違います。
当たり前です。

ただ、そのことを含めて結果だけにスポットライトが当たることが多いので、勘違いをされている方もいるかもしれません。
才能だけではありませんよ。

たまたま彼女と数回練習をしました。
練習での彼女を見たらとても才能だなんて一言で片付けることは到底不可能だからです。

現役復帰する、ということになってから一人の選手として彼女を見てもそれは明らかです。
練習を重ねる度に強くなろうとしている姿がこちらにも伝わってくるのです。

一つの例を・・・

ストローク対ストロークで僕が半面、伊達さんが1面。
必ず左右に振り回す。交互に。

普通に考えてかなりきつい振り回しです。
それを5分。
終わったらコートに倒れこむくらいきついです。でもそれまではきつくてもペースを落としません。
倒れこんでから数十秒、起き上がったら「今ので何分?」と「5分くらいです」と僕。
すると「今と同じ時間でもう一回!」

平気ではないと思います。あれだけ振り回されているのですから。
それでももう一回、と。

同じことを逆サイドでも行いました。

その振り回しだけで20分以上です。

そんな感じで追い込み続けて2時間半程度休みという休みはほとんどなし、です。

こっちが心配になってしまうくらいです。

その姿を見ていたら結果だけでの評価にはならないです。

才能、と一言で表してしまう現実の裏側にはもう一つの努力というこれもまた現実が確実に存在している、ということを忘れてはいけません。

今日たまたま千葉県の中学生大会を少し見ました。
前評判の高い選手が勝つ、という何の変哲もなさそうな結果の裏側にもその事実があるのです。
残念ながら負けてしまった選手は単純にもっと努力できることを探して今よりも努力すればいいだけの話です。

そうやって切磋琢磨できるジュニアの選手が羨ましくもあります。

話がそれましたが才能と努力は2つで1つ。
どちらかが欠けていては成り立たない、ということです。

明日から軽井沢で行われる女子の25000ドルの試合に高岸知代選手に同行して行ってきます。

では・・・

気合い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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