これはあくまで僕の?ジュニアを育成しているコーチ達の??理想論とでもいいますか、こうであってほしいなぁ、という希望とでもいいますか・・・
ただ、僕はまだ自分が親という立場になっていないから、と言われるかもしれませんが、だからこそ思うことを・・・
今の子供達に思うことですが、やはり少し何かが足りていないような気がします。
テニスをしているとかは関係なくです。
僕なりに考えた結果ですが、怒られる、叱られるということかもしれないなぁ、と思いました。
今の科学の進歩によって色々な人と簡単に浅いコミュニケーションを持つことができる世の中です。
相手の表情もわからないで様々な言葉を声ではなく文章で伝えることが主流です。
このブログもそうですね・・・
しかしながら以前にも書きましたが、この進歩は大いに歓迎するところであるし、今さら無くなっては生活ができない、という方達もいるでしょう。
言葉を伝えることの難しさを今の子供達はあまり考えていないような気がします。
相手の表情を見ながら「これを言ったらどう反応するか」ということを予測しながら、良い意味で相手の顔色を伺いながら会話をすることでコミュニケーション能力を養っていくような気がします。
そういった面から見ると、今の子供達は相手の顔色を伺うことがあまり得意でなく、つまりは嫌なことでも表情には出さない、笑顔でいられるパターンと逆にすぐ顔に出たり、素っ気ない態度を取ったりというパターン・・・
それぞれがストレスとなり、それの発散の仕方もわからず・・・それが引き金で凶悪事件に発展してしまうようなことも稀にあるのです。
学生時代に犯罪心理学を少し勉強していましたが、僕が学んだ当事は少年犯罪など未成年が起こす犯罪の背景にはかなり高確率で家庭環境が関係しています。
今は、それに加えて今は社会的な背景も大きく関わってきていると思います。
話がそれました・・・(汗)
テニスプレイヤーとして成功するために練習しているジュニア達とその親御さん、その理想の関係ですが・・・
まずテニスプレイヤーをとして成功するための道は決して平坦ではない、むしろ想像を超える厳しさであるということを理解してください。
正直に言えば、絶対ジュニア達は大変です。
かなりきつい練習や、きつい言葉、それでいてすぐに結果が出ない、という状況ですから、肉体的にも精神的にもかなりきついはずです。
コーチ達がそれを与えるのは決して辞めさせたいわけではなく、その子に少しでも強くなってほしいからです。
そんな状況ですから、ひょっとしたら家に帰った時に親御さん達に泣き言や弱音を言うこともあるかもしれませんし、不合理なこともコーチ達から言われるかもしれません。
それでも!!
なんとか心を鬼にしてその子のお尻を叩いてやってほしいのです。
叱咤激励してほしいのです。
そのときに子供と一緒に「それは可愛そうに」とか「それはないねぇ」とか同調するようなことにならないでいただきたいのです。
一度そのような状況になると、子供は逃げることを覚えます。味方ができたのですから。
そうなると大変です。
自分にとって辛いことや苦しいことを耐えて頑張る、ということが難しくなってきます。
テニスがしたい!強くなりたい!!
という思いがあってテニスをしているはず。テニスがやりたい、からテニスをしているはず。
親御さんの意思ならばテニスは強くなりません。
本人が強い意思を持つことで強くなることができるのです。
弱音を言ってきても「頑張りなさい、あなたが自分で選んだのだから」と一言言ってあげてください。
練習がきつい、トレーニングがきつい、コーチが厳しい・・・
当たり前です。そこだけはどうしようもありません。
負けることから強くなるスポーツです。厳しいこと以外の強くなる方法なんてないと思っています。
親御さんもジュニアも・・・
気合い!!!!!!!!!!!!!!!!!
明日から神奈川インドアオープンが始まります。
僕は単複出場しています。
なので、今日は自分にも・・・
気合い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
コメント
明日からの神奈川インドアがんばってください!!
大学生のときにカテキョーをしていたんですが
結構な確率で、親御さんが子供が辛いと言うとすぐに
カテキョーに宿題を減らしてくれと言ったり
あるいは教師を変えてしまったりするケースがあるのに
驚きました。そしてそのケースではほぼ100%
当初の目的、成績アップや志望校合格などは無理でした。
試験の成績を上げるあるいは志望校に合格するために
カテキョーについたはずで、宿題を出したりがんばらせる事も
当然目標達成のためのはずですが、親御さんが子供の泣き言を
きいてしまうと、どんなにカテキョーが頑張っても
もうどうしようもないんですよね。
きっとテニスに関しても同じことなのかなーと思いました。
こういうのも「環境」というファクターに入るんでしょうね。
そして外部(カテキョーやコーチ)には立ち入り不可能で
どうしようもない領域なんでしょうね。長文失礼いたしました。
雄馬さんはじめまして。
私は8歳のテニス少年を持つ母です。
私たちはイギリスに住んでおり、息子は現地のテニスクラブに所属しております。4歳からテニスをはじめたのですが、グループレッスンを受けているだけなので、現在はただ楽しくテニスをしているという感じでしょうか。
テニス少年を持つ親の心構えというか、考えるべきことというか、そういったものを雄馬さんのブログで学ばせて頂いています。息子がさらに上を目指したい!と言い出した時のために、参考にさせて頂きます。有り難うございます。
私自身もテニスが好きなので、先日、アルトワ選手権を観戦してまいりました。錦織選手のプレイは本当に素晴らしかったです。そのプレイの素晴らしさに、周りに座っていたイギリス人やヨーロッパの方々も魅了されていたと思います。最後に錦織選手が退場する時には、ナダルよりも大きな拍手が贈られましたし、試合の後半は「ニシ!」とか「にしこ~り!」と英国人からの声援が多かったです。皆さん、応援せずにはいられないといった感じでした。
きっと、テニス好きな英国人の間で、かなり知られた存在になったのではと思います。
長くなり、すみません。
またお邪魔させて頂きます。
ゆーまくんのおっしゃることにも一理あるというか、コーチからすればそうなんだろうな~と思いながら読みました。
ただ、ゆーまくんのおっしゃる理想の親をやってて、子供を追い詰めてしまったという痛い思い出があるので、素直にうなづくことができませんでした。
それは、うちの子が精神的に追い詰められると弱いという個性の持ち主だったからかもしれません。
ほんとに頑張り屋で、頑張ることで自分の存在価値を認めてもらいたいというような思いがあったのだと思います。
毎日学校が終わってから夜遅くまでの練習。
スパルタのコーチの言葉に傷つき、チームメートとの競い合いに心をすり減らし、県の強化選手として勝たなくてはならないというプレッシャー、挙句、親はコーチの味方…どこにも心を許すことが出来なくなって、倒れました。
そこでなにくそ、って立ち向かえる精神的に強い子だけが勝ち残っていくのだと思います。
そういう意味で、うちは勝ち残れませんでした。
3年以上テニスできませんでした。
6年くらいかけてぼちぼち回復し、大学生になってようやくテニスサークルでテニスしようって気持ちまで戻ることが出来ました。
今は楽しくテニスできるようになったようで、ほんとに嬉しく思っています。
あの頃人の何倍も練習したおかげで、ずいぶんブランクあっても、普通の人よりは上手にできるのは、羨ましいほどです。
でもね、ときどき、あの頃、「頑張れ!」じゃなくて、もっと違う言葉を掛けてあげたら・・・そんな風に思うことがあります。
「たら」も「れば」も、ゲームと一緒で、ありえないんだけどね。
それにその経験があったからこそ、今があるんだ、って親子で思えるようになったから、「災い転じて福」ではあるんだけどね。
そんなことを考えながら読みました。
ごめんね、反論するようなことを書いてしまって。
そういう考え方もあるってことで、寛大な気持ちで読んでください。^^;
では~!
みなさんコメントありがとうございます!
はむぅさん
テニスだけの話ではないのか、と思いながら読ませていただきました。勉強になります。
テニス少年の母さん
イギリスで錦織選手が有名になったみたいで良いことですね。
ウィンブルドンでも注目を浴びてほしいと思います!!
ママさん
確かに、と思いながら読ませていただきました。
コーチという職業ですからそうなりますが、やっぱり一番近くいいる親御さんの言葉ってすごいな、と。
同時に難しさも改めて感じました。
優しさは必要ながら厳しさも、でも時には・・・
難しいです・・・
ありがとうございました。
「親はテニスに口出ししないように」っていうアカデミーもあるようですが、SSCはどうなんでしょうか?
私はコーチと相談しながら一緒に娘をテニス選手に育てたいのですが、そういう親子ってコーチからは嫌われるタイプなんでしょうか?
一徹さん
SSCでは何かあればコーチに相談してください、というスタンスです。
クラブにもよるとは思いますが、テニスに口出ししない、というのは多いと思います。
クラブの指導法に従っていただきたいからやむを得ず、という苦肉の策というクラブも多いはずです。
コーチが嫌うということはありませんよ。
お返事ありがとうございます。辻コーチのコメントで、娘がもっとうまくなったらSSCのアカデミーに入りたいな~って思いました。
神奈川オープン頑張ってください。