ポイント・・・

今日のタイトルのポイントとは、ランキングについてのポイントです。

プロならATP,WTA、国内ならJTAというものです。

今回は関東ジュニアランキングのポイントについてです。

僕の地域が関東なので関東ジュニアランキングです。
他の地域のランキングについては仕組みがそれぞれなので・・・

今ジュニアは冬の試合シーズン真っ只中です。
これから年始にかけて試合が続くことと思います。
日頃の練習の成果を十分に発揮してどのような結果でもこれからに生かしていってほしいと思います。

試合は練習の結果を計ることのできる大切なものであることは間違いないので。

さて、今日のポイントですが、関東ジュニアランキングのポイントです。
今現在関東ジュニアランキングは年齢別ではなく全選手が対象になっています。
男子の18歳以下、女子の18歳以下という2つのランキングです。
ということは同じランキング表に18歳と10歳の選手が載る、ということになります。

大まかなポイントでいうと同じ大会であるなら12歳以下のポイントから年齢が上がるにつれてポイントが高くなり、18歳以下が一番大きなポイントです。
そして、この仕組みがおかしな現象が起こる原因になりました。

12歳以下の選手が18歳以下の大会に申し込んだのです。
確かに大きなポイントがもらえるため、ランキングを上げる、という意味では有効な手段でした。
しかし、さすがにそれではジュニアの大会の意義そのものが無視されてしまうため本来自分の出場年齢から一つ上の年齢までが出場可能という形に変更になりました。
12歳以下の選手は14歳以下の大会にも出場できるということです。

さらに現在はダブルエントリーに関しての罰則がありません。
なので複数の大会にエントリーが可能なのです。
この背景には昨今のジュニア大会の数が非常に多く、数日で終わる大会もあれば土日を利用し1ヶ月かけて行われる大会もあるためで、なるべくたくさんの試合に出場させるべきという考えからです。

強くなるためにはたくさんの試合が必要だ、と言う考えからであることを忘れてはいけません。

しかし、選手本人ではなく保護者の方々がこのポイントシステムをいかに有効に利用しポイントを稼ぐか、という考えを持っていることが多いということも事実です。
この大会でこの成績だと何ポイントでこっちの大会に出ればこの成績で何ポイントだからこっちの大会のほうがポイントを多く取れる可能性が・・・だからこっちの大会に・・・というようなことが一つの例です。
この考え方が悪いとは思いませんが・・・

ジュニアの時にいかにしてランキングを高くするかというのは本気で強くなりたいと思っているのならば全く気にしなくて良い問題であるということをここで書かせていただきたいと思います。
ランキングというのは気が付いたら上位にいた、というものです。

確かに各都県の予選にランキングが高くないと出場できない、ということはあります。
しかし、実力さえあれば遅かれ早かれそこにはたどり着くはずです。
逆に実力よりもランキングが先行しすぎると、ランキングで選考される大会には出場できるかもしれませんが、そこでさらに上のレベルへたどり着くのは非常に困難です。
それと・・・
選手本人が一番プレッシャーを感じてしまうこともあります。
自分の実力は自分が一番わかっている部分でもあります。
焦ってランキングを上げてしまったがために、そのランキングを守ろうとプレーが小さくなり、結果その選手の伸びしろを潰してしまう可能性も無いとは言えません。

選手のことを考えるならば実力でその位置にたどりつくまで応援し続けることが良い場合もあるということは覚えていてほしいと思います。

プロになり本当にランキングのことを考える必要が来たらその時に考えましょう・・・

関東ジュニアランキングで一喜一憂できません。
1位になっても何かが保障されるわけではありません。

僕は16歳以下の下の年齢のときに関東ジュニアでベスト16でした。
そのベスト16の中から3人くらいだったと思いますがランキングが低い選手が全日本に出場できなくなります。
僕はそのときにはランキングが高かったようで全日本に出場できました。
ランキングのことは特に考えたことが無かったのですが、その年の冬は日本の試合には出場せず海外へ練習をしに行きました。自分のテニスが強くなれば・・・との思いだけです。
そのおかげでランキングはかなり落ちてしまいましたね。

そして次の年、16歳以下の上の年齢ではまたもやベスト16で敗退、しかも冬に試合に出場していなかったのでランキングが低くその年では全日本ジュニアに出場できませんでした。

あのときはかなり悔しかったです・・・あれが僕の中で一つのきっかけになった部分もあります。
それでもランキングが高ければ、とは思いませんでした。
ランキングが低くても優勝さえすれば全日本に文句無く出場できる。優勝できなかった自分が悪い、もっと強くならなければ・・・

その悔しさのおかげで次の年、18歳以下の下の年齢で関東ジュニアに優勝できました。
本当に悔しい思いをしたのでそれだけがきついトレーニング、練習に耐える支えでした。

僕のは一つの例ですがランキングが低かったから味わえた悔しさ、それがあったから強くなれた、ということは事実だと思います。
もし、またランキングで全日本に出場できていたら・・・わからないですけどね(笑)

色々長くなりましたが、ジュニアの試合はジュニアが強くなっていくために必要な練習の一環です。
そこにランキングはつきますが簡単に考えれば勝てばランキングは上がる、ということで勝つためにはたくさん練習をしてたくさん悔しい思いをして自分を鍛える必要がある、ということは理解していただけたら、と思います。

本格的に寒くなってきましたがジュニアの冬は燃えるくらいの熱さで頑張ってほしいです!!!

気合い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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