ジュニアの海外遠征

今日は海外遠征です。

これはすごく大切なのか、しなければいけないのか・・・

う~ん・・・・

というわけですが、まず海外遠征に行こうとした時にその目的が一番重要ではないかと思います。

1、海外の文化や選手との交流で経験を得る(試合の結果よりもそちらが優先)

2、ジュニアの場合の世界ランキングであるITFポイントを獲得するため

3、寒い日本を出て暖かい国でとにかくハードワーク

ほとんどの場合は2があってそのついでに1という感じではないかと思います。

そこで根本的な問題。
何のためにITFポイントを獲得しようと海外に行くのか。

これです。
ここを間違えてはただの海外遠征でしかないです。

僕の感覚ではジュニアのグランドスラムに出場するため、としか考えられません。

しかしながら、日本のジュニア達のスケジュールの合間を縫ってグランドスラムに出場するためにはかなりの海外遠征が必要になってきます。
これが実現可能なケースは少ないのではないでしょうか・・・?

なので特にジュニアのグランドスラムを目指さなければいけないわけではない、と思います。
高校3年生の年齢で出場を目指すのは年齢的に遅いですし、そういう意味ではタイミングもかなり関わってきます。

日本でグレード(大会の規模)が高い大会はジャパンオープンジュニアとスーパージュニアです。
特にスーパージュニアはグランドスラム大会と同格ですので勝てばかなり大きいポイントが獲得できます。

とこれらの大会で上位にいけることができればあと数試合同じような結果を得るために海外遠征をしてポイントを取り、グランドスラムへ・・・

ではその大会で少ししかポイントを獲得できなければかなり厳しくなってきます。
そういう意味では狭い門です。

しかし、ジュニアのグランドスラムに出ることが大きな目標ではないので、そこにこだわりを持つ必要もないと思います。

たまたま出場できるランキングがあればそれは出場する意味はあります。
しかし、グランドスラムに出場しようとたくさん海外遠征をしたのにランキングが届かない、となればジュニアのランキングは捨てて、ATPやWTAのポイントを獲得することに視点を切り替えていくことも必要だと思います。

ジュニアのランキングはたとえ1位でも一般には反映されませんから(TOP10にはワイルドカードがもらえるという特典もありますが)

何か得るものがある、(あと数ポイントでグランドスラムに出場可能とかTOP10になれる等)と海外遠征に大きな意味と明確な意図が見出せます。

とりあえず海外に行って経験を、という考え方ではあまり良い結果につながらないような気がします。

気軽に行ける金額ではないと思いますので・・・

確かに海外で得られる経験は行かないと得ることができませんが、しっかりと実力がついてくれば例えばナショナルメンバーに選ばれて協会負担の遠征に、なんていうこともあります。

しかし、もちろんそこは狭き門です。
海外に行かなければ強くなれないということはありません。
行ったから強くなるということもありません。

一つのきっかけになる可能性が少しあるかも、程度です。

そういったことから、海外遠征に行かなければいけない、とは思いません。

話は戻りますが最初の番号の3です。
この意味での海外遠征はあり、だと思っています。
寒いところより暖かいところの方がトレーニングの効率は上がりますし、何より自分のテニスを鍛えるというはっきりとした意義が見出せるからです。
もちろんそういう意味でその遠征で試合はあるでしょう。

しかし、その時の遠征の主目的はトレーニング。
試合もトレーニングの一環である。
ということは試合がある日でも遠慮なく厳しいトレーニングをこなし、練習をし、次の日も試合・・・
というようなきついスケジュールになりますがそのために行くのですから素晴らしいですよね。

僕の例で言うと日本の冬ということになるのでしばらくはできませんね(汗)

ということで結論。

ジュニアの海外遠征はその選手にとって目的がしっかりとしている場合にのみ有意義である。
必要不可欠なことではない。
大きな目的はジュニアで勝つことではなく一般で勝つことである。

という感じになりました。

簡単に行けるなら是非行きたいですが・・・

では・・・

気合い!!!!!!!!!!!!

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