ここから。

正直少し固くなった。
今日の試合はまさに、自分が『学生』の頃、全日本2Rでシード選手と戦った時と同じようであった。コートは同じ8番コート。あの時は0-6/0-2からの逆転劇で、今回のスコアとは似たところはないが、僕も田川選手と同じインカレを制したことによるWC(ワイルドカード=主催者推薦)での全日本出場で、相手は過去のインカレで2連覇した落合選手だった。僕は初め彼のミスの無いテニスにどんどんと追い込まれて行った。2nd set 0-2となったところで、何か打開しようと『アンダーサーブ』を使ったのを今でも憶えている。そこからフォアハンドを軸に打ち込みを開始したことで、6-3で2nd setを奪い返した。fainal setはどちらに転ぶかわからないシーソーゲーム。最後は、ただ勝ちたくて無心になって思い切り良くプレーした『学生』が勝った。
メンタル的にはその試合と同じ状況で、僕が当時のシード選手=落合選手のようであったように感じる。プロになり、全日本と言う素晴らしい大会でプレーできる『重み』を感じ、結果も残したい『焦り』も感じ???少し固くなった。自分が目指しているプレーが少しもできなかったことが悔しい。もちろん、田川選手は今年とても良いプレーをしてインカレを制したと聞いていたが、僕だってフューチャーズを中心に世界を回り、チャレンジャーでもグランドスラムに出場する選手達と対戦したり練習したりと手応えも感じてきた。負ける気はさらさらなかったが、結果が『コレ』というのはあまりに悔しい。自分に対して失望している。こんな事は言ってはならないが、死ぬほど悔しかった。
しかし、今は自然とテニスがもっと強くなりたいと感じる。誰にも負けたくない。勝つ人はどんな状況であれど勝つ。

そんな強いテニスを目指してこれからも、頑張っていきます。今日は負けましたが、明日は勝ちます。

全日本を応援頂き本当にありがとうございました。久々に日本でプレーする事に本当に嬉しく思っていました。もっと強くなって帰ってきたいと思います。また応援宜しくお願い致します。
こんな事では、めげません。

http://alljapantennis.jp/nikke86th/articles/article17.html

『テニスジャーナル』元編集長・井山夏生さんが、試合(全日本2R)を解説してくださいました。是非ご覧下さい。

コメント

  1. 観客 さん : 2011.11.10

    文平選手のプレーが、余りにも固かった。
    本来なら、文平選手がストレートで勝つ相手である。
    ただ、田川選手の学生テニスに翻弄されたんだろうと感じた。彼のテニスは、早稲田の学生にはないセンスとは無縁のプレースタイルだから。
    杉田vs田川ではなく、杉田vs佐藤の試合をみたい観客の方が最も多いはずだ。
    なぜなら、学生は全日本の重みを感じない…だからノンプレである。しかし、プロ選手は重みを感じる。
    だから、面白い。試合がメンタルの戦いにもなっていくから。昨日は、多くのファンが悲しんだ日である。
    佐藤文平選手、頑張れ!

    返信

  2. 観客 さん : 2011.11.10

    文平選手のプレーが、余りにも固かった。
    本来なら、文平選手がストレートで勝つ相手である。
    ただ、田川選手の学生テニスに翻弄されたんだろうと感じた。彼のテニスは、早稲田の学生にはないセンスとは無縁のプレースタイルだから。
    杉田vs田川ではなく、杉田vs佐藤の試合をみたい観客の方が最も多いはずだ。
    なぜなら、学生は全日本の重みを感じない…要するにノンプレである。
    しかし、プロ選手は重みを感じる。
    だから、面白い。試合がメンタルの戦いにもなっていく。
    昨日は、多くのファンが悲しんだ日である。
    佐藤文平選手、頑張れ!

    返信

  3. おっさん さん : 2011.11.10

    文平さんブログのファンです。
    ご飯とか試合結果だけではなく、
    プロ選手の様々な視点から書かれているのでとても興味深く、
    いつも楽しく拝見させて頂いてます。

    昨日はライブスコアで
    PC鬼の形相で見ながら念送ってましたが、、
    会社休んで応援しにいきたかったです。。

    全日本の仕返しは・・
    グランドスラムで!!
    今回の全日本を肥やしにしてはばたいて下さい!
    雄姿拝めるのを楽しみにしてますYO!

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  4. RABBIT RUN さん : 2011.11.10

    お疲れ様でした・・・残念でしたね。
    スコアで観戦した限りでは、ファーストサーブの確率が低く新しく文平さんが目指しているテニスができていないなと思いました。対戦相手に負けたというより自分の中にいる敵(プレッシャー)に負けたのですね。それも克服すべき点ですね。
    今回は田川選手が絶好調で良いプレーをしたのでしょうね。ただ、日本の学生チャンピオンが文平さんを含むツアープロが海外で対戦するフューチャーズ・チャレンジャーレベルの欧米選手に勝る「えげつないフォアハンド」を打てるとは思いません。欧米選手のハードヒッターには人種の壁を感じますから。

    話は変わりますが、11月7日に日本経済新聞ウェブ版にて「ハングリーであれ。愚か者であれ」スティーブ・ジョブズ氏スピーチ全訳・米スタンフォード大卒業式(2005年6月)にて、という記事を読みました。今は有料サイトになっていてここで紹介できませんが、ご存知ですか?もしまだ知らないようでしたら是非ご一読ください。今の文平さんの励みになると思います。
    長くなってしまってごめんなさいね。
    文平さんの心が折れてしまわないように・・・非力ですがいつも応援しています。

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  5. あおい さん : 2011.11.10

    勝ち負け全てを糧にして来たはずですから、この戦いも、価値ある経験でありますように願っています。
    来年の優勝約束してくださいね♪♪♪

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  6. 魔女 さん : 2011.11.10

    連日の試合からは、この結果を想像していませんでした。
    想像以上の重圧感、想像していたとしても遥かに超える全日本の重みだったのでしょうか。
    こんなにまでの辛い経験は、このところ無かったのではないでしょうか・・・
    だからこそ、きっと、価値ある経験に出来る、きっとまた成長できる・・・体調とともに、願っています。応援しています!!
    ブログを書くことは、大変なことですが、自分をきちんと見つめ、素直に表現されていますね。
    応援している私が、コメントを読んでうなずき、ホッとしたりしています。文平君には、素敵な応援者がたくさんいますね。
    充電して、パワーをためて、また出発ですね””

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  7. SJ さん : 2011.11.12

    Seascape, CAでの試合を観戦してから定期的にBlogを覗いたり、試合結果を追いかけたりしています。
    活躍を期待しています。がんばってください。

    返信

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