今日から日曜まで山梨に来ています。取材で日帰りしたことはありましたが、久しぶりの石井テニスアカデミーです。
昼間はダブルスのインターハイ予選があり、アカデミー生が無事インターハイ行きを決めました。男子は同士討ちで気持は複雑でしたが、1枚しかない全国大会への切符を取るためには仕方がないことです。インターハイは高校生にとっては高校球児の甲子園と同じです。3年生にとっては最後の夏、敗退が決まれば引退という選手もいるでしょう。インターハイに出たいという気持ちはみんな同じなのでしょうが、ジュニア最後の年に結果を残したいという3年生の気迫は強いように感じます。逆にそんな中で普段通りのプレーをするというのは難しく、ちぐはぐなプレーもありましたし、考えられないようなミスもありました。インターハイは技術よりも気持ちと気持ちのぶつかり合いです。デビスカップに通じるような独特で重たい空気があります。それがインターハイの歴史と伝統なのかもしれません。私たちの時も同様で、1年生の頃から優勝候補に挙げられながら1、2年共に優勝を逃し、最後となる3年の時にはいよいよやばいという気持ちになり、かなりプレッシャーを感じた記憶があります。
山梨だけではなく、各地で予選が行われていると思います。予選の数だけドラマがあり、努力が報われた者もいれば、悔し涙を流した者もいるでしょう。しかし、勝者も敗者もテニスを通じて学んだことは将来社会に出た時にきっと役に立つでしょう。テニスを通じて人生を学んでいるのです。それがスポーツの素晴らしさであり、魅力ではないでしょうか。
まだ残っている選手には後悔のないプレーをして欲しいと思います。明日はシングルスの決定戦があります。
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