狭き門

今日は宏紀の同期で去年の全日本ジュニアの決勝で戦った綿貫裕介くんと練習しました。NTCで練習をする時にはいつも一番年下で緊張しながらの練習になりますが、今日は同年代の綿貫とだったので、リラックスした雰囲気で練習出来ました。

今年高校を卒業してプロの世界に飛び込んだのは宏紀と綿貫の2人だけ。これからも同期として競い合っていく仲間になるでしょう。逆に言えば高卒でプロに入れるのは全国の高校生の中からたった2人。狭き門です。プロになるか、大学に進学するか、大きな人生の選択の中でプロとしての道を選んだ彼らには良いことばかりではなく、辛く大きな壁が待っているでしょう。特に個人競技であるテニスの場合は相当に自分がしっかりしていなければなりません。その中でプロという厳しい道を選んだことは立派だと感じます。大学に入れば、4年間の間に色々と人生について考え、もう一度、プロに挑戦するか就職するか最後の選択が出来たと思います。しかし、それをしなかった彼らの人生はもうテニスに捧げるしかありません。引退しても一般の企業に就職するようなことはないでしょう。この先もずっとテニス関わって、テニスで生計を立てるのです。今はまだ若く、そこまで先を深く考えずに今やりたいことを最優先した結果がプロになるという結論になっただけかもしれませんが、その意気込みを応援していきたいと思います。

結果が出なければ叩かれ、新しい選手が出てくれば忘れ去られてしまうのがプロの世界です。それにはテニス界の大先輩、福田雅之助さんの言葉ではありませんが、「技を磨き、体力を鍛え、精神力を養う」しかありません。テニスが自分の身を守るのです。彼らが人生最大の選択に後悔することなく、テニス界で成功してくれることを祈っています。


コメント

  1. コーチ修業中 さん : 2009.05.22

    守屋君、綿貫君共にプロの世界!頑張ってほしいですね!

    同じテニスの世界にいる人として、彼ら二人の大成を願っております!

    プロの選手や、プロのコーチ、テニスに関わる人達皆でテニス界を盛り上げられたら最高です!

    応援してます!!

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  2. 谷澤 さん : 2009.05.23

    コーチ修業中さん
    コメントありがとうございます。
    自分のことで精一杯ですが、視野を広く
    夢は大きくいきたいですね。
    是非2人とも応援してください!

    返信

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