ナダルが…

ナダルが負けました。これは事件です。

ローランギャロスでは初出場から無敗、5連覇中のナダルが敗れれば完全に事件です。しかも4回戦です。逆に4回戦だったからかもしれませんが・・・。ソダーリングとはローマで完勝していますが、その余裕が逆の方向に働いたのかもしれません。もちろん一流のプロですからいつものように準備をして油断はなかったと思います。そうなると油断ではなく「隙」だったのかもしれません。隙がプレッシャーとなり、力みが出てボールが飛ばず攻められて後手に回る…。世界ナンバー1でも人間ですね。それでも第4セットをナダルが取っていればおそらくファイナルセットはナダルが体力勝ちしていたでしょう。

一方の挑戦者、ソダーリングは開き直ってプレーしたことが功を奏したのでしょう。クレーでは無敵と言われるナダルと戦う訳ですから100%挑戦者です。完敗する時もありますが、数年前のウィンブルドンのように紙一重の勝負を出来るくらいの力があることも自分自身で分かっています。4セットで取りきることが出来たことが勝因ではないでしょうか。

ナダルが出てくる前はフレンチと言えばシードが総崩れして、ノーシードが勢いに乗って勝ち進むことが多かったですから、先の読めない展開は以前に戻ったようでワクワクします。マレーも残っていますし、何と言ってもロディック!クレーでこんなに勝っているのは記憶にないです。

女子は…。イワノビッチ負けてしまいました。これだけアップダウンがあるテニスではトーナメントを最後まで勝ち抜くことは出来ませんね。シャラポワの復帰後初優勝という出来過ぎたストーリーはあるのでしょうか。

決勝へ向け、ますます面白くなっていきます。


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