ATF須玉３日目＆札幌フューチャーズ

今日も須玉は雨…。クレーコートは使うことが出来ず、オムニコートに移動して試合を行いました。
ナショナルのメンバーは順位決定戦に回った中川は６３、６１で完勝。今日は昨日よりも積極的なプレーを心がけていましたが、それでもまだボールを落とすことがあるので、もっと前でタイミングが速いプレーを意識して欲しいと思います。

第一シード大西は６３、４６、５７で恒松くんに敗れました。ファーストアップ、セカンド３－１リードまでいきましたが、途中から開き直った恒松のパワープレーに押され、逆転負けをしてしまいました。
頑張ってはいたのですが、少し力が入りすぎてボールが飛ばなくなってしまいました。残念ですが、切り替えて明日から更に前向きなプレーをしてくれるでしょう。

３人目の松村はビッグマッチでした。ファーストは相手、岩崎くんの攻撃的なプレーの前に防戦一方となりますが、セカンドの出だしから少しペースを落として攻め手を封じ、ラリーの展開に持ち込み何とかペースを引き寄せようとします。しかし、岩崎くんも一歩も引かず、一進一退のゲームになりセカンドはタイブレーク。タイブレークでも接戦となり松村のセットポイントの次は岩崎くんのマッチポイント。それを凌ぎまた松村のセットポイントと緊迫した展開となります。しかも、プレーが凡ミスで終わるのではなく、常にどちらかのナイスプレーでポイントが決まることがこの試合のレベルの高さを表しています。２回目のセットポイントを松村が取りファイナルへ。こんな面白いゲームは久しぶりに見たなというくらいどちらも素晴らしかったですが、最後はセカンドを落とし、やや意気消沈した岩崎くんにミスが多くなり結局は松村がファイナルセットを取り２６、７６、６２でSFに進出しました。３時間を越える熱戦でしたが、最後まで諦めることなく勝機を伺った松村の勝負強さが強打の岩崎くんの一瞬見せた隙を逃しませんでした。

ダブルスは昨日よりも精神的に引き締まったプレーをしていました。昨日は勝ったけど点数をつけるなら０点だよと言ったのがショックだったらしく、試合後は開口一番、「今日は何点ですか？」と聞いてきました。この辺りがまだ子供で憎めないところです。まあ、普通だったので「５０点」と答えましたが、それでも満足そうでした。ダブルスは２ペアがSF入りです。
明日はメインドローはSF、後は順位戦となります。また雨の予報なのでクレーで出来るかは分かりませんが、ベストを尽くして欲しいと思います。

宏紀もまずは札幌フューチャーズ１回戦をクリアしました。石井弥起選手に７６（４）、６４でした。ファーストは２－４ダウンでお得意のブレーク合戦を演じたそうです。１セットに後１回多くキープ出来るようになるのが今の課題です。それでも勝ちを掴んだことは意義があります。これまでの２週間が自信になっているのでしょう。また、試合をたくさんこなしている中でポイントを取る感覚がかなり身に付いて来たのだと思います。ここまでは中々試合数を稼ぐことが出来ず、モヤモヤしていたことが嘘のように今は試合に追われています。嬉しい誤算です。明日は久松選手。初対戦ですが、アンドレ・アガシばりのフォアハンドには気を付けなければなりません。明日も連絡を待ちます。