自立

今日から山梨に来ています。石井TAのアカデミー生は18日からの関東ジュニアに備え最後の追い込みの最中です。

関東ジュニアは8月に大阪で行われる全日本ジュニアの予選。レベルが高い関東の地域大会を勝ち上がり、64名の全日本ジュニアのドローに自分の名前を載せることが出来るかの一発勝負です。ドローも発表になり、ドローが良いとか悪いとか色んな声が聞こえてきますが、ここで星勘定をするようではいけません。何が起こるか分からないのがトーナメントで、シードが順当に勝ち上がることが分かっていれば最初から試合をやる必要もないはずです。

とはいうものの、ジュニアの試合はいつも何かの予選という大会が多く、勝ち上がらなければ次に進めないので、そのプレッシャーに負け普段の実力の半分も出せずに敗れていった選手もたくさん目にしてきました。見ていてこちらの方が悔しく、悲しくなりますが、負けた後ではもうどうすることも出来ません。出来ることは試合当日までのどれくらいの準備をしてきたかです。最後はコートで一人です。良いパフォーマンスを出せるか出せないかは選手自身にかかっています。だからこそコーチは選手に「自立」を求めるのでしょう。コートの中で一人で戦うトレーニングはコートの外にもあります。周りがあれこれ手助けをしてあげたくなりますが、時には逆効果でもあります。助けたい気持ちをグッと抑え、自分で解決出来るように考えさせることが必要なのではないかと思います。親元を離れ寮や下宿で生活している子や海外遠征を多く経験している選手の多くが自立しているのは何でも自分で解決するトレーニングが出来ている結果ではないでしょうか。

最近テレビで自立しているアイスクリームと自立してないアイスクリームという明光義塾のCMをやっていますが、すごく分かりやすいイメージだと思います。選手には色々な経験を通じてより自立した選手になってくれることを期待しています。


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