上手くなるセンス

上手くなるセンス=学習能力。とも置き換えられるかもしれませんが、センスとなるとまた少し違ったニュアンスになるので、どちらかと言うと「勘」に近いものがあるかもしれません。

同じ練習をしていてもその練習の意図するものは何か、狙いは何かを理解しているといないでは練習の内容が全く変わってしまいます。何も説明しなくてもセンス(勘)が良い選手はそのことに気付き、その練習の目的を達成することを考えますが、そうでない選手は目的が分からずピントがずれてしまいます。実際にプレーしてみて肌で感じることで少ししてから感じる選手もいますし、最後まで分からないままの選手もいます。練習の中で何を求められているかを考えることはとても大切です。最初にネタばらしをしてしまえば、考えることをしなくなってしまうので出来るだけヒントだけ、後はいかに考えるかの訓練です。昨日は試合で必要な洞察力みたいなもののことを書きましたが、ここでの訓練が試合に生きてくると思っています。テニスが「コート上のチェス」と言われるのはいかに頭を働かせてプレーしなければいけないかを表した言葉でしょう。やらされているだけの練習では身に付くことは少なく効率は悪いままです。そういう意味では日本のジュニアたちは少し素直すぎるところがある気がします。例えばアドバイス一つ取っても自分言われた時だけではなく、他の子が言われているアドバイスにも耳をダンボにして盗み取るくらいのしたたかさやずるさが必要だと思います。

今日は色々なことが頭の中をグルグル回って上手くまとめることが出来ず話があちこちに飛んでしまいましたが、センスや勘は持って生まれたものですが、自分が強くなるために努力と訓練で補って欲しいと思います。


コメント

  1. ゆか さん : 2009.07.10

    谷澤さんの書かれていることは、いつも勉強になります!
    社会人だと毎日練習できる訳ではないので、出来る範囲で頑張っているつもりでしたが、まだまだ甘いなぁと痛感しました。

    センスや勘は無いかもしれないけれど、努力と訓練ですね!頑張ります!!

    あと、上手くまとめることが…
    とありますが、仰りたいこと、伝わってきます。
    これからも色んなことを教えていただけたら、と思います。

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  2. 谷澤 さん : 2009.07.10

    ゆかさん
    コメントありがとうございます。
    これからも練習の中でセンスを磨いてくださいね。
    私も勉強です…。

    返信

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