全日本ジュニア視察2日目

今日も雨からのスタート。1時まで待機をしても雨は止みませんでしたが、諦めかけた頃に雨が止み、予定試合の半分くらいは消化することが出来ました。

今日のメインイベントは14歳以下。シングルスで決勝が行われました。
男子 大西 63、61 竹元
須玉ATFでサポートしたことのある賢(大西)が優勝しました。終始手堅いテニスでペースを握りました。去年の12歳以下での優勝に続き、2年連続の優勝になりました。対する竹元くんは決勝の前に昨日サスペンデッドになった直樹(中川)とのSFをファイナルタイブレークで勝ち上がった後の試合だったので、体力的に少しハンデがあったように感じます。それでも、威力のあるスピンボールやフォアの打ち込みなど光るプレーを見せてくれました。

女子は第一シードの中村さんがノーシードから勝ち上がった江代さんに61、60で優勝したしました。こちらの試合はあまり見られなかったですが、中村さんは初出場初優勝だそうです。

優勝した2人はプレーはもちろん素晴らしかったですが、表彰式でのスピーチも素晴らしかったです。聞いていても非常に共感を得る内容でしたし、サポートしてくれた方々への感謝の気持ちがしっかりと込められていました。最後に挨拶をされた日本テニス協会の副会長・川廷栄一さんも2人のスピーチを「これまで聞いた中でも最高のスピーチ」と評価してくださいました。表彰式に参加した多くの方がそう感じたことでしょう。

14歳以下のカテゴリーは、日本代表がワールドジュニア世界大会に参加しているため、全日本ジュニアに参加している=日本代表に選ばれなかった選手ということになります。しかし、今回は代表になった選手の存在を感じさせないほど充実した試合が多かったので、この年代はこれからも高いレベルでの争いが続いていくと思います。

その日本代表の方は男女揃って3位に入りました。これまでも2位に入ったことはありますが、男女揃ってということは初めてなので、こちらも広く、みなさんに知っていただきたいと思います。14歳の子供たちがヨーロッパを4週間に渡り遠征をし、「TEAM JAPAN」として世界の3位になりました。選手のみんなは大きな自信を持って今日帰国したそうです。次に会う時には成長した姿を見せてくれることを楽しみにしています。

明日は12歳以下の決勝と16歳以下の試合があります。快晴とはいかないようですが、何とかスムーズに日程が消化出来ることを期待したいと思います。


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