今日も暑い1日でした。すれ違う人との会話は「暑いですね~」で始まります。しかし、今日で全日本ジュニアの視察5日目、暑さにも慣れてきました。
今日は16歳以下の3Rと18歳以下の2R。白熱した戦いが数多く行われました。その中でも今日一番の注目カードは第一シードで17歳ながらATPランカーの斉藤秀VSインターハイのチャンピオン遠藤豪の一戦でした。2Rで対戦するにはもったいない好カードとなりましたが、結果は秀から75、67(6)、67(1)。インターハイチャンピオンの遠藤に軍配が上がりました。
ファイナルセット、足を痙攣し、足を引きずりながらも一発勝負にかけた秀の捨て身の攻撃が成功し一時は5-2とリードしますが、ここからが遠藤の粘り強さの見せ所。焦ることなく、動けなくなった秀から慎重にコーナーを狙い挽回をしていきました。気力で頑張っていた秀もタイブレークでは力尽き、3時間の熱戦が終わりました。攻める秀に、凌ぐ遠藤。お互いの持ち味が出たナイスファイトでした。その戦いを見届けた多くの観客からは大きな拍手が送られました。
しかし、2人とは遠征も一緒にした仲なので、一つだけ言わせてもらえば大事なポイントでお互いにミスで終わる回数が多かったこと。日本のトップの選手であればビッグポイントでは自分の形に持っていったり、エースで終わるなど、良いプレーでポイントを完結出来る勝負強さが求められます。もちろん今日は2人とも必死でそんなことは考える余裕はなかったでしょうが、更にクォリティーを上げ、日本のテニスを引っ張るプレイヤーに成長して欲しいと思います。
明日は16歳以下がQF、18歳以下が3R。日本一を目指す選手たちの戦いはますます激しくなっていくでしょう。
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