今日の午前中、宏紀はタイへ出発しました。今回は岩見大明神が一緒なので安心です。現地では越智コーチのサポートを受け、『テニスナビ』関係者で固めたチームで行動します。ですからこの2週間は私のブログ以外でも宏紀の情報が見られると思います。今回ほど安心して送り出せる遠征はありません。今週も頑張って良い結果を出してきて欲しいと思います。
宏紀がフューチャーズを転戦し始めて約一年。今までは順調にランキングを上げて最新のランキングで430位。想像以上の数字を残しています。ただ、これまでは初年度ということもあり、ポイントを取れば取るほどランキングは上がって行きますが、2年目からは前年にに取ったポイントをディフェンド(守る)することが必要になってきます。もちろん、まだ若いので感覚的に守りに入るということはしたくありませんが、現実問題このポイントをカバーしていかないとランキングは下がってしまいます。特に大きくポイントを取った大会は感覚的にすぐにやって来ます。「もう一年経ったの?」という具合で、ここで勝たないと下がってしまうということを考え出すとプレッシャーはより大きくなります。これはどの選手にでも起こる話ですし、怪我や調子が上がらない時はますます焦りを感じてしまいます。
これまでは右肩上がりの成長を続けて来た宏紀ですが、これからはこういったプレッシャーとも戦っていかなければなりません。トーナメントの選び方も大切になってきます。アジアかヨーロッパかアメリカか。フューチャーズかチャレンジャーか。サーフェスはどうするか。上のレベルにも挑戦しなければいけませんが、勝てなければ自信も付かないですし、ランキングも下がってしまうので確実にポイントを取ることも必要です。今まで以上に一つ一つの選択が宏紀の将来を決めることになりますので、しっかりと考えていかなければなりません。もちろん、宏紀自身の考え方も大事なので、遠征をしていく中で何を感じて、どういった意見を述べるか楽しみではあります。
ただ、今は勢いがありますから、シンプルに目の前の試合に集中して1Rでも先に進めることを期待したいと思います。