フェドカップ合宿２日目

フェドカップ合宿２日目。メンバー以外の選手は昨日一日メディカルチェックや体力測定などで、ボールを打つことありませんでした。それでも自分の体のことについてより詳しく知ることが出来ましたので、今後意識するポイントが変わってくると思います。

面白かったのは、そうやってチェックしてもらい指摘されたことはコート上でも共通していることが多く、納得させられることが多くありました。こういった場合はフォームを直すよりも、普段の歩き方や体の動かし方、また直立した時の姿勢など初歩的なことが多いように感じました。

そして２日目の今日はやっとボールを打ちました。午後は前回の合宿で成果のあったダブルスに関するドリルを中心に行いました。ダブルスではシングルス以上に素早い動きと瞬間的な判断が求められるので、頭で考えたことを出来るだけ早く体に伝えなければなりません。今日は特にサービスゲームでの前衛の動きに重点を絞ってのドリル。ポーチに出る時もあれば、アタックされたボールを返球しなければならない時もあるので、プレーする４人の中で一番素早い反応が求められます。サービスのキープ率を上げるにはサーバーを助ける前衛の動きが重要になるので、今日のドリルからはみんな学ぶことは多かったでしょう。

肝心のフェドをプレーする代表メンバーはクレーコートでの調整が中心。あゆみちゃん、里華ちゃんはそれぞれのツアーのためまだ合流していませんが、伊達さん、瀬間ちゃんはクレーでのタイミングの違いやポジショニング、ボールの捕らえ方、フットワークなどハードでプレーする時との違いを調整しながら練習しています。時期的にもこれからヨーロッパのクレーコートシーズンが始まるので、少し早くクレーで練習を始めることが出来たことはフェドが終わってからのツアーにもすんなり溶け込めるのではないかと思います。

明日はクレーコートでの代表メンバーは記者発表とメディア向けの公開練習。若手組みは陸上トラックでのトレーニングで追い込みをかけることになっています。明日も良い充実した一日に出来るように出来ればと思います。