軽井沢F最終日。結果は準優勝でした。
宏紀 16、46 Mark VERRYTH (AUS)
これまでの対戦は2戦2勝の相手。特徴は良く分かっている相手なので、対策はそれなりに考えてコートに入ることは出来たと思いますが、今日は全体を通してMarkの出来が良過ぎました。サービスで押し込まれるのは当然ですが、ラリーで負けることが多いのは想定外でした。また宏紀が攻める場面でも本来であればもっと押し込んでいるようなボールでも長い手足を有効に使い拾ってきました。攻めても守ってもMarkの良いように展開が進んでしまいました。
ファーストは16、40分あまり。切り替えて臨んだセカンドもスタートからブレイクを許しあっという間に0-4。見せ場のないまま終わってしまうかと思いましたが、ここからやっと巻き返しブレイクすると3ゲームを連取して3-4。会場もやっと盛り上がり、宏紀も大きな応援に後押しされて何とか喰らい付きます。4-5で迎えたMarkのサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップでも先にリードし、2本のブレークポイントを掴みます。ここを取り、5-5に追い付くことが出来れば相手にプレッシャーをかけることが出来たと思いますが、再び最大の武器であるサーブを決められ最初で最後のチャンスを活かすことが出来ませんでした。
今日は最高の状態のMarkと今日の試合の中で調子の上がらなかった宏紀との対戦だったので、嵐にでも巻き込まれて飲み込まれてしまったような感覚で、呆然とするしかなかったです。正直、今日のMarkはトップ100に入るくらいのプレーだったと思います。元々2m近い身長からのサービスを軸にしたプレーは高い潜在能力を持った選手だという評価は出来ます。それでも勝ちきれないことが多く、下位にくすぶっているなという印象でしたが、ここに来て一気に爆発をしました。これが続けられるようであれば来年はきっとウィンブルドンにいるでしょうが、こればかりはどうなるか分かりません。
対する宏紀はストローカーが多いヨーロッパではあまり対戦する機会のないビッグサーバーとの対戦に苦しみました。相手が予想外に良く、スーパープレーをしたとしてもある意味これが「グランドスラム基準」のプレーです。宏紀自身が上にいくためにはこういった選手に勝っていかなければいけません。厳しいことではありますが、セカンド0-4という不利な状況から諦めずに後一歩というところまで追い上げ、劣勢を跳ね返そうとした姿勢は評価したいと思います。
残念な準優勝でしたが、ヨーロッパから力を付けて戻ってきた手応えはありました。春の連戦では亜細亜Fで準優勝した後に失速してしまったので、今回はこの調子を維持出来るように気持ちを切らさずに次に進みたいと思います。
最後になりましたが、軽井沢でお世話になった皆様お世話になりました。選手としては雨が降らず予定通りのスケジュールで進み余裕を持って大会に臨めましたが、スタッフの方々は毎日大変な思いで準備をしていただいたと思います。そしてスタッフの皆さんは宏紀が来年ここに戻ってくるよりも、更に高いステージで活躍してくれることを望んでくださいました。その期待に応えることが出来るように更に精進したいと思います。
今はもう草津に移動してきました。初戦までに良い準備をしたいと思います。
コメント
帰国初戦、準優勝おめでとうございます!!
息つく間もなく試合が続きますが、
心身とも良い状態で、試合に臨めますよう、
祈っています。
頑張ってください!
谷沢コーチ 宏紀
1週目お疲れ様でした。
投稿の中にもあるように、気持ちを切らさずに
残りの大会を戦い切ってください。
応援しています。
宏紀プロ、谷澤コーチ 一週間御疲れ様でした。
結果は残念でしたが、また、次回ですね。
優勝の報告は、笑
結果を恐れず草津でもトライして来て下さい。
TEDDYさん
勝とうさん
コメントありがとうございます。
残念ですが、今日くらい吹き飛ばされると
精神的には引きずらないので、また切り替えて
頑張りたいと思います。
また応援お願い致します。
濱ちゃん
いつも心配ありがとう。
ヨーロッパで学んだことを活かしながら
早くそちらのテニスに追い付けるように
まずは日本で結果を出し、またそちらに
行かせたいと思います。
その時はよろしくお願いします。
今日、札幌中島クレーコートで、
オーストラリア人のマーク選手に
「Would you please hit with me?」と声を掛けた所、
「O.K」との返事があり、20分位、ストローク、ボレーの
基礎練習をさせて頂きました。
マーク選手が、まさか守屋選手を破って、軽井沢で優勝した
選手だとは、知りませんでした。
札幌フューチャー、去年、守屋選手のサーブを受けさせて
頂き、良い思い出です。
今年は、札幌で、守屋選手を熱すぎる位?応援します!!
「ALLEE!!HIROKI!!」
守屋選手と会場でお会いしたら、マーク選手と同じように
「Would you please hit with me?」と
ヒッティングをお願いするかもしれませんが、
その時は、相手して下さい!!(本気モードでお願いします)
私はこう考えます、
私にとって、守屋選手は雲の上の存在
(日本ランクトップ10)
守屋選手から見て、世界ランクトップ50位の選手は、
雲の上の存在
私は、遥か彼方上の選手、守屋選手とヒッティングさせて
頂き、とても貴重かつ楽しい時間が過ごせました。
裏を返せば、守屋選手は、フューチャーに留まらず、
チャレンジャー予選、グランプリ予選に出れば
雲の上の存在の選手と練習が出来て、楽しい事でしょう。
たとえ、勝負に負けたとしても、
格上の選手と練習ヒッティング出来るというのは、
幸せな事ですし、さらなるステップアップにつながります。
だから、格上の選手相手に、
「Would you please hit with me?」
どんどん攻めて、試合の中で攻めるだけではなく、
日常生活のあらゆる部分で攻めて行く。
日本人選手を見ていると、日本人同士でつるんでいて、
海外の選手と積極的に練習している姿を見ないです。
これは、非常にもったいない。
せっかく、アメリカやヨーロッパに行くのですから、
現地の上手い選手と練習して、何かを吸収する。
こういう、アグレッシブなスタイルであるべきです。