レキシントン2R敗退→WTAスタンフォード予選へ

午後7時過ぎから始まったナイトマッチの2回戦、終了したのは10時過ぎでした。

土居美咲 46、76(3)、46 A・スティーブンソン(USA)
3時間の激戦の末、残念ながら敗れてしまいました。相手は99年にウィンブルドンでSFまで勝ちあがった実績を持つ選手ですが、今はランキング的に言えば美咲ちゃんの方が上。相手に対するリスペクトはあるものの、どこかで「勝たなくてはならない」という気持ちがあったのかもしれません。まず、立ち上がりでいきなりブレイクされると、強力なサーブにリターンが返らずに苦労して結局全てのサービスゲームをキープされファーストセットはダウンします。

セカンドになると徐々にサーブのスピードに慣れ、コースも予測出来るようになり先にブレイクすると5-3リードとして有利にゲームを進めますが、ここでアンフォーストエラーからリズムを崩すと巻き返しに合い5-6相手サービス30-0。後2本まで追い詰められますが、ここから再逆転でブレイクするとそのままの勢いでタイブレークを取ります。

ファイナルはセカンドを取った勢いでスタートから飛ばしていきたかったのですが、逆に0-2、0-3のポイントもありながら何とか1-2。結果的には4-3とリードすることになりますが、序盤で押し込まれたことで、最後まで集中が続きませんでした。4-3からは狙ったショットが少しずつズレ始めアウトが続き、攻撃を仕掛ける前にミスをしてしまいました。序盤はストロークで一発勝負してきた相手も勝負どころでは良く粘り、勝ちを掴みにきました。最後はズレてしまった歯車を戻すことが出来ないまま3ゲームを連取され2回戦敗退が決まりました。

結局はセカンドリードした場面から追い上げられた数ゲームとファイナルの出足の数ゲームが完全に余計で、その分体力、集中力を削られてしまいとどめを刺すことが出来ませんでした。これから更に上を目指す美咲ちゃんにとっては踏み台にしていかなければならない相手に負けることは悔しいことだとは思いますが、相手もここから這い上がろうと必死に戦ってきました。美咲ちゃんも良いプレーをしましたが勝負に絶対はなく、戦い方や気持ちの面で今日は相手の方が勝負師でした。

本当に残念ですが落ち込むヒマもなく、WTAスタンフォードの予選に出場するために明日の早朝サンフランシスコに移動します。仮に今日勝っていれば、美咲ちゃんは明日のサインインに間に合わず、レキシントンに専念するつもりでしたが、3人揃って移動となりました。ここで勝ち上がることももちろん大切ですが、スタンフォードがレキシントンどちらかを選ばなければいけない状況だったので、結果的にレキシントンには縁がなかったと考えてスタンフォードでの試合を前向きにトライしていくしかありません。次の試合は土曜日に迫っています。

しかし、試合が終わって6時間後には移動・・・。これがツアーの現実です。くじけずタフに戦っていかなければなりません。

コメント

  1. あまのじゃく さん : 2010.07.23

    負けたのは残念ですが、サタンフォードへ移動、是非本戦に入って下さい、期待しています。

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  2. 谷澤 さん : 2010.07.24

    あまのじゃくさん
    コメントありがとうございます。
    美咲ちゃん残念ですが、大きな大会の
    方が良い成績を出しているので、WTA
    ツアーの方が力を発揮してくれそうです。
    本戦入り目指して一つずつ勝ち上がっていきたいです。

    返信

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