ナイトマッチ

昨日は練習後に伊達さんとサフィーナのナイトマッチを見てきました。伊達さんのアップは美咲ちゃんがやりましたが、球が速い、低い、伸びてきます。振り遅れること何度か。調子は良さそうです。

サフィーナはこちらに入ってきてからもあまり調子は良さそうではなく、みんなとも「ボール飛んでないね・・・」と言っていたところ、また伊達さんとの対戦が決まり驚きました。

サフィーナはフレンチで伊達さんに敗れてから試合に出ておらず、これが復帰戦。そして同じ相手。サフィーナにとってはフレンチでの悪い記憶を振り払うためにはこの試合で勝つしかありません。逆に負けたらますます泥沼にはまってしまう悲壮感がありました。

試合は久しぶりの試合ということもあり、サフィーナの動きが硬くぎこちない。それでも必死に拾って伊達さんの低く伸びるボールに対応している。サーブもDFしたり、エースだったり不安定。トスが異様に高く、打つ時の間も長い。サーブで苦労している人の典型的な症状。ちょっとした気持ちの部分で崩れそう。とにかく必死のサフィーナ、この試合には絶対に勝ちたいという気持ちが出ている。逆転でファーストセットを取った時は元ナンバー1のプライドも関係なく大きな声を出して自分を奮い立たせる。

セカンドもサフィーナから2-0でサーブ。ミスも少なくなり、サーブも安定してきたのでここを取れば伊達さんも苦しかったはず。しかし、この辺りから伊達さんもテンポを上げ、よりベースラインに近いポジションでプレーし、リスク覚悟で攻める姿勢を見せると、リードしているサフィーナの方が弱気になりまたDF。このあともブレークポイントでは必ずDF。流れがかわりそうな予感。それでも序盤のリードを活かし5-4とマッチゲームをとするが、伊達さんがキープして5-5になると、ここから予想通りサフィーナの大崩れが始まり、DF3本。タイブレークになっても2本DF。セカンドサーブは入る気がしない。特にプレッシャーがかかる場面ではフォームがバラバラになってしまう。

緊迫したセカンドを落とした後はサフィーナにファイナルセットをファイトする気力はなく、逆に先にリードした伊達さんは伸び伸びとプレー。序盤のリードをしっかり守り鮮やかな逆転勝利!やはり下がるよりもコートの中でプレーしたことが流れを変えたように思います。オンコートコーチングデビューの陽夫さんのアドバイスでしょうか?後で聞いてみたいと思います。

それにしても悲壮感一杯だったサフィーナはこの試合に負けたことでますます落ち込んでいきそうです。選手であれば一度はこういった状況に陥ることはありますが、プレーすることを楽しみ、勝負することを楽しんでいる伊達さんとはあまりにも対照的でした。ここからどうやって吹っ切ってくるでしょうか。世界1位になった選手でも悩み、苦しんでいます。我々に克服しなくてはいけないことが多いのは当たり前だと改めて感じました。瀬間ちゃんも美咲ちゃんも色々な見方が出来たこの試合を目の当たりにして何を感じるかが大切です。そこから感じ取ったことをコートの中で表現して欲しいと思います。

コメント

  1. テニスマインド さん : 2010.07.28

    伊達公子サフィーナ戦全ショットを振り返るスタンフォード2010

    Bank of the West Classic Stanford, USA 24 July – 1 Aug, 2010 Hard $700,000 …

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  2. o さん : 2010.07.28

    谷澤さんの胸筋がビルドアップされてます

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