デビスカップ最終日、第一試合で錦織選手がストレートで勝利し、27年ぶりにワールドグループに復帰しました!
本来は両国のエース対決となるこの試合でしたが、インドはエースであるデバーマンではなく、バルドゥハンという400位後半の選手に代えてきました。エース対決を楽しみにしていましたが、デ杯では内容よりも勝利。錦織選手がその力を半分でも出せば日本チームの勝利は手に入るという有利な状況で試合が始まりました。
しかし、勝負というものは分からないもので、相手は思いのほか頑張ります。長身からのビックサーブと思い切りの良いストロークで序盤は互角に戦います。それでも押されながらも勝負所は抑えファーストセットを取ると、セカンドからは常に余裕を持った展開でゲームを支配しました。中盤までは本当に無理をせず、相手に合わせてからのカウンターやパスでポイントを取っていましたが、後半はいつでもエースは取れるとばかりにウィナーが増え、プレーの幅の違いを見せつけました。
勝った瞬間の一体感はデビスカップでしか味わえないものでした。勝利に対し、選手、スタッフ、お客さんが一つになれたことは改めてスポーツの力を感じました。試合終了後には控え室に挨拶にいきましたが、みんなこれまで張り詰めた緊張感を開放するように弾けてました。そして最後はシャンパンファイト!!みんなずぶ濡れになりながら勝利の味を味わっていました。
これで日本は男女共に世界のベスト16に入ることが出来ました。来週にはワールドグループのドローが発表になります。ナダルのスペインか、ジョコビッチのセルビアか・・・。どこと当たっても世界の強豪です。更に高みを目指し勝ち続けて欲しいです。
ちなみに次は女子です。フェドカップは来年2月、ホームです。今回に負けない応援をお願い致します。