残念ながら負けてしまいました。世界大会へは行けません。今日の結果です。
日本 対 ウズベキスタン
S2 蜂谷 61、46、57
相手も立ち上がり緊張していて、ミスが多くスタートから一気に4-0とリードし、あっという間にファーストを取ります。このままでは終わらないだろうとは思っていましたが、やはりセカンドから相手の反撃に合い競り合った場面でブレイクを許してしまい、今日もファイナルにもつれます。相手は左利きでバックのスライスを多用してペースを落としてラリーをつなげ、時々フォアに回り込んで強打してくるのでペースがつかみにくかったと思います。最初はネットへ出てポイントが取れていたのですが、セカンドの中盤でボレーミスを連発してから消極的になってしまい、自分からポイントを取るパターンがなくなってしまったのが残念でした。それでも驚異的な粘りで3-5から5-5に追いつきピンチを凌ぎ、5-6の場面では1ポイントごとに歓声とため息がおきるほど、マッチポイントとブレイクポイントを20回は繰り返しました。昨日の再現を期待しましたが、最後は蜂谷のファオは少しアウトしてしまい敗退となりました。
S1 喜多 63、16、26
もう後がなくなった日本チームは喜多に全てを任せるしかありません。喜多は期待に応えてファーストは最高の立ち上がりを見せます。伸びのあるストロークを武器に相手はどんどん攻めてきますが、喜多もそれに負けない打ち合いで先にミスを誘います。蜂谷同様にこれ以上ないファーストセットでした。しかし、セカンドになると相手も少しずつタイミングが合い始め、正確なボールがコーナーへ決まるようになると、喜多も焦りが出てしまいミスが増えます。気を抜いた訳ではなく、明らかに相手のテニスが良くなりました。ファイナルも何かペースを変えようと必死に努力をしますが、ラリーの中で主導権を取れるケースが少なくなり、思うようにポイントを取ることが出来ませんでした。それでも相手は体力的にきつそうで、後少し我慢すれば集中力が落ちてきそうな感じはあったので粘れば何とかなりそうでしたが、先にブレイクされリードされるとそのまま逃げ切られてしまいました。
シングルス2つで勝負が決まってしまいました。両方共にファーストアップからの逆転負けで世界大会を逃したのは残念で仕方ありません。選手はみな頑張りましたが、これが今の実力です。原因は監督である私にありますし、選手にもあるでしょう。しかし、これがチームとしての実力でアジアの中での実力です。悔しいですが、認めなければなりません。
ジュニアの代表を監督して4回目になりますが、アジアを突破出来なかったのは初めてで選手を世界大会へ導いてあげられなかったのは本当に悔いが残ります。
ちなみに消化試合になってしまいましたが、ダブルスは蜂谷・栗林が64、75で勝ち最終結果は1-2ということになります。
明日からは5~8位の順位決定戦にまわります。正直、他の国も世界大会を逃し、モチベーションはみな低いと思います。「5位になることの意義は?」と聞かれたら上手く答える自信はありませんが、イチロー選手ではないですが「プライドのため」でしょう。後は自分の未来のための戦いです。今回の負けを受け入れて更に努力するか、それとも世界との差を肌で感じて諦めてしまうかは選手次第です。日本の選手は勤勉なので、明日からも今日のように気持ちの入った戦いをしてくれると思います。
コメント
谷澤さん
お疲れ様です。残念な気持ちで一杯だと思いますが正直な気持ちが伝わってくる文章有難うございます。応援してます。
お疲れさまでした。選手たちは、この悔しさと現実を、次へのエネルギーに変えるはずです。
塚田さん
夢はデ杯応援団長さん
コメントありがとうございます。
泣いても笑っても後一日。最後は
笑って終われるようにみんなで
頑張ります。