ウィンブルドン開幕前日

開幕を明日に控えたウィンブルドンの会場では警備やショップ、レストランの店員などのスタッフも入り、明日から観客の皆さんを迎える準備が行われていました。明日からはこの会場にたくさんの人が訪れて身動きが取れないくらいになるので、この静けさを味わえるのは後少しとなります。

放送の準備としてはマイクチェックなど設備や放送回線などをチェック。ヘッドセットを付けるといよいよ始まるんだなという選手と同じような緊張を感じます。今年も出来るだけわかりやすくシンプルな話の中に、自分なりの解釈で選手の心理や技術的な面を解説していければと思っています。

選手の練習はあちこちでスタッフによる準備が行われている関係(芝を休ませる意味のあるかもしれません。本番前に芝が剥げすぎてしまうので)のあり、今日はチャンピオンコートでは行われず、アオランギの練習コートだけとなりました。日本人選手の調整具合いを見たかったのですが、今年は例年以上に取材エリアへの立ち入りが厳しい上に、アオランギの練習コートは奥まったところになると取材エリアからも見ることの出来ない場所になってしまうので、今日は断念して明日の資料作りに専念しました。

そして今日は解説陣の最年長で大先輩の福井さんの誕生日ということもあり、通訳チームの皆さんが中心となり準備をしてもらい、ケーキでお祝いをしました。日本のウィンブルドン放送にとって長年解説を務めた福井さんは正に「Mr.ウィンブルドン」資料集めの細かさなどとても真似が出来ない仕事の丁寧さで、毎年本当に色々なことを教えていただいています。

明日はセンターコートはディフェンディングチャンピオンのマレーの試合、日本勢はクルム伊達選手、土居選手の試合を皮切りに次が奈良選手と続きます。いよいよ2週間に渡る長い戦いが始まります。NHKでは日本勢の試合を中心に放送予定ですので、是非ご覧ください。

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