ウィンブルドンDAY5
今日雨の予報のウィンブルドンでしたが良い方に予報が外れ、ほぼ予定通りの日程が消化することが出来ました。
第一試合はジョコビッチ対シモン。お互いにミスの少ない展開でラリーが続き、ストレートの試合でしたが見応えのある試合になりました。途中、ジョコビッチが転倒し、左肩を打つアクシデントがありメディカルタイムアウトを取りました。去年は怪我によるアクシデントのリタイヤが相次いだので一瞬冷やっとしましたが、大事には至らず最後までプレーを続けることが出来、ゲームを締めることが出来ました。競りはしましたが抑えるところはしっかり抑え、ゆったりとプレーする姿はまだまだ余力を感じる余裕の勝利でした。(最後は少しきつそうではありましたが)
第二試合はクビドバ対ビーナスの元チャンピオン対決。今日は共にサービスゲームの出来が良く、女子の試合では珍しくブレイクの少ない展開でどちらも譲らない、非常にハイレベルな戦いになりました。どちらかというと相手を動かしていたのはクビドバの方で、その分最後はビーナスの運動量が落ちたことがわずかな差を付けたと思います。今日のクビドバの表情は2011年に優勝した時のような気合いの入った顔をしていましたので、今日の充実した勝利をきっかけに一気に優勝を狙えるようなダークホース的存在になったのではないかと思います。
そして最後は第二シードのリ・ナが敗れた試合のタイブレークを放送。最後マッチポイントでのチャレンジ成功で流れが変わるかと思いましたが、ダブルフォルトというあっけない幕切れでした。リ・ナは全仏で1回戦負けしてからこれが最初の大会で、ここでも満足な結果を出すことが出来ませんでした。
明日は錦織選手の3回戦。LLのチャンスを活かし、伊藤選手、シードのコールシュライバーを倒して勝ち上がったボレリとの対戦です。怪我でランキングを下げているだけで、実績や経験はこのレベルで勝つ方法を知っている選手なので、勢いに乗せると面倒なことになるかもしれません。しかし、今の錦織選手の平均的な力を出すことが出来れば問題ないでしょう。ファンは錦織選手がセカンドウィークの常連になる日が現実になることを楽しみにしています。歴史を塗り替える日は近いと思います。