ウィンブルドンDAY6
今日はスタート直後に雨が降り、スタートが大幅に遅れたこともあり結果的には生放送で2試合を放送出来ることになりました。
第一試合はシャラポワ戦。相手のリスケも中盤までは頑張りチャンスを掴みかけますが、シャラポワの気合いに徐々に押され始めるとそこからはシャラポワの一方的な展開となりました。今のシャラポワは勝利に対する意欲が誰よりも高いように感じます。大きくリードしても気を抜かず攻め続けるので、リスケは太刀打ちが全く出来ませんでした。
そして第二試合は待ちに待った錦織戦です。雨も止み、急なコート変更もあったので、錦織選手の準備は万全ではなく、気持ちの整理がつかないままコートに入ってしまったように感じます。そのため最初は全くタイミングが合わず、ボレリの勢いを止めることが出来ずリードを許します。
それでもセカンドの出だしからは気持ちを入れ直して先にブレークしてセットオールにしますが、今日は今ひとつ流れを掴むことが出来ず、苦しい戦いになります。フォースセット、ファイナルセット共にピンチを救ったのは今シーズン大きく成長したサービスでした。ブレークポイントなどの本当に苦しい場面でサービスで切り抜ける姿は頼もしく感じました。
最後は日没でミドルサンデーを挟んだ月曜日に持ち越しとなりましたが、ボレリのプレーは今日がベストでしたし、錦織選手のプレーはこれ以上悪くなることはないので、ここで終わったことはプラスに考えて良いと思います。特に終盤フォアハンドの当たりが悪く、フォアで思うような組み立てが出来なかったので、しっかりと調整して月曜日に臨んで欲しいと思います。再開後は3−3、錦織選手サービスから始まるので最初のキープが大きな鍵を握ります。
Advertisements