ウィンブルドンDAY10
今年のウィンブルドンもついに終盤を迎え、いよいよ今日は女子のファイナルを決める準決勝が行われました。
第一試合ブシャール対ハレプ。注目の若手対決となったトップハーフはブシャールが勝ち、グランドスラム初めての決勝進出を決めました。序盤でハレプに足を捻るアクシデントがあり、本来の持ち味であるフットワークを完全に活かすことが出来なかったこともありますが、それでも攻撃の手を最後まで緩めることなく打ち切りました。どんなピンチの場面でもミスを恐れることなくプレー出来る精神力がありますし、会見を聞いても自分はこれくらい出来て当然というような自信と更に上を目指す向上心がコートでの彼女の原動力になっていると思います。
第二試合はサファロバ対クビトバのチェコ同士、レフティー同士でしかも出身クラブも一緒という共通点が多すぎる2人の対決でしたが、試合中は感情を表に出すクビドバとクールに戦うサファロバが対照的でしたが、どちらも勝ちに対する気持ちが伝わってきたのが見ていて面白かったです。最後はサファロバの力及ばず敗れましたが、ファーストセットはどちらに転んでもおかしくない熱戦でした。
これで2014年の決勝はブシャール対クビドバになりました。今最も勢いがあるブシャールが優勝し世代交代を印象付けるか、それとも2011年優勝の経験を生かしクビドバがパワーで押し切るか。どちらにしても攻撃的な2人の対戦となりますので、壮絶な打ち合いが予想されます。
そして、明日は男子の準決勝。ジョコビッチ対ディミトロフとフェデラー対ラオニッチ。こちらもビック4に次世代の若手が挑む面白い構図になりました。明日の放送も是非楽しみにしてください。
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