車も空いているであろう、久しぶりに都内にでも行ってくるか、と車を走らせていると懐かしい車が前を走っていた。
スカイライン2000GTX 2ドアハードトップ。
ケンとメリーのスカイラインというCMから通称「ケンメリ」と言われていて、若かりしころ私が乗っていた車と同じです。
ナンバーはおそらく当時の初期登録のものではないかと思われる「練馬55」から始まっていました、私の乗っていたのも練馬55から始まっておりましたが、あれからすでに30年数年経過しています。
年式は51年規制の「NAPS」前の年式ではないかと思われ、SUツインキャブの最高グレード「GTX」の2ドアハードトップ。リアフェンダーにかけてのプレスのラインがサーフラインと呼ばれて、斬新なデザインではあったもののアフターパーツのホイールやタイヤを太いものに入れ替えようとすると、このプレスラインの影響で思ったより太いものが入らなかったという改造マニア泣かせのボディ形状でした。
ちなみに2000には「GT」と「GTX」が存在し、GTに対してGTXはパワーウィンドウが付いていたり、シートの真ん中が布張りであったりとラグジュアリな装備がありました。
それと忘れてはいけない2000GTRは生産台数わずか197台という希少なものでもあります。
今日見たものはオリジナルの塗装のままで、サイドのライン塗装もあり、今ではオプション設定などもないであろうリアの「SKYLINE」の文字が入った泥除けもしっかりと残り、ぱっと見ただけではあるが、当時の塗装の悪さ故の下回りの錆びなども見受けられず、モールなどの凹みや痛みも無い状態の完全ノーマルでガレージ保管で大切に乗られているものだろうと思われます。
35年ほど前の車がこうしてオリジナルのまま走っているとはすばらしいですね。
帰りも帰りで路地から大通りに出たのですが、目の前にはTOYOTA2000GTがいるじゃあありませんか・・・ナンバー「練馬54」54だから少々登録は昔であろうが、いずれにしても初期登録ではないか・・・？
007ボンドカーにもなった日本の名車であり、今でも中古では1000万以上の高値が付いているほどですから、相当の価値があるということとなります。
私も肉眼で走っている姿を見たのは初めてですが、今日は天気も良いし空気も乾燥しているから走るには良い日だったのでしょう。
2台も名車に出会った日でした。