大坂なおみ 西岡良仁 綿貫陽介競り合うが【全豪オープン】

1月16日(火)、 2024年最初のグランドスラム大会 「全豪オープン」。昨年の全豪オープンそして全仏オープンで4回戦、ベスト16に進出、世界ランキングを24位と自己最高を更新した西岡良仁（ミキハウス）だったが、怪我の影響もあり、第8シードのH・ルーネ（20歳、デンマーク）に2-6､6-4､6-7(2)､4-6で敗れた。
2019年と2021年の全豪オープンチャンピオンの大坂なおみ（フリー）も前日行われた1回戦で第16シードのC・ガルシア（フランス）に4-6, 6-7 (2)のストレートで敗れた。男子4人、女子3人の計7人が出場したシングルスの日本勢は昨年のUSオープンに次ぎ全員が1回戦敗退に終わった。

大坂なおみ
惜しかった

●大坂なおみ 4-6, 6-7 (2) ◎16]C・ガルシア

元世界一、2019、2021年の全豪オープン覇者、グランドスラム大会4度の優勝を誇る大坂なおみ(26歳)。2022年の9月の東レPPOを最後にツアーから離れ、2023年7月に女の子「シャイちゃん」を出産。今年からツアー復帰、第一戦のブリスベン国際で約1年3ヶ月ぶりにツアー復帰、1回戦でドイツの選手を破り、2回戦では第16シードのK・プリスコバ（チェコ）に逆転で敗れたものの833位と世界ランキングを復活させた。全豪オープンはプロテクトランキングで出場。第16シードのC・ガルシア(30歳、フランス)に競り合うものの敗れたが、
「本当に良い試合。自分としては、可能な限りベストを尽くせたと思う。
センターコートで試合ができ、観客がどれだけ試合に興味を持ってくれたかを知ることができて、本当にうれしかった。楽しかった。」と大坂。

西岡良仁レベル高いプレー
自分でも驚く

●西岡良仁 2-6 6-4 6-7(3) 4-6 ◎8]H・ルーネ

西岡良仁(28歳)、第8シードのH・ルーネ(20歳、デンマーク)に3時間25分の激闘の末に敗れた。
「肩の怪我をしてしまい、その後は脚も痛めてしまったので、2時間以上テニスをしたのは昨年10月のパリマスターズ以来初めて。
2ヶ月以上練習してなかったので、トップ・プレーヤー相手に、これだけの高いレベルのプレーができて、自分でかなり驚いている。
タフな敗戦だが、ようやく怪我から復帰できたので、とてもうれしい」と西岡良仁

綿貫陽介
ジュニア時代のライバルに惜敗

●綿貫陽介 6-4 5-7 3-6 4-6 ◎M・キツマノビッチ

綿貫陽介(25歳)、昨年の全豪オープンでは予選を突破し、グランドスラム本戦初勝利。ウィンブルドンでも2回戦に進出。8月には自己最高ランキングは72位となった。ジュニア時代からのライバルM・キツマノビッチ(55位、セルビア)と競り合ったが。

ダニエル太郎
2日前にオークランド準優勝

●ダニエル太郎 4-6 2-6 3-6 ◎C・ユーバンクス
ダニエル太郎(30歳)、前週のATP250オークランドでは第1シードのシェルトン（アメリカ）を下すなど準優勝。1月15日付けのランキングでは58位と西岡を抜き日本No.1プレーヤーとして全豪オープンに臨んだが。
昨年のウィンブルドン8強などになったC・ユーバンクス(34位、27歳、アメリカ)に46本のウィナーを決められるなどで敗れた。
「練習不足、回復不足。
コートも思ったより違った。」とダニエル。

【本戦男子】
●西岡良仁 2-6 6-4 6-7 (3) 4-6 ◎8]H・ルーネ(デンマーク)
●ダニエル太郎 4-6 2-6 3-6 ◎C・ユーバンクス(アメリカ)
●綿貫陽介 6-4 5-7 3-6 4-6 ◎M・キツマノビッチ(セルビア)
●望月慎太郎 5-7 1-6 5-7 ◎T・マハチ(チェコ)
【本戦女子】
●大坂なおみ 4-6 6-7(2) ◎16]C・ガルシア(フランス)
●日比野菜緒 4-6 1-6 ◎8]M・サッカリー(ギリシャ)
●本玉真唯 6-2 4-6 3-6 ◎9]B・クレイチコバ(チェコ)
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記事:塚越亘/塚越景子/S.Kobayashi/Y.Oyama 写真 Masahiro Mike Itaya