錦織圭　薄氷の差で敗退　添田豪は初戦突破も予選決勝で敗退／上海マスターズ

★ATP男子テニスツアー（ATP1000）
■Shanghai Rolex Masters , Shanghai, China (Hard)
10月11日から中国の上海で行われる男子世界ツアーATP1000、上海マスターズ（賞金総額$5,252,000 、ハード）の予選が９日から行われ、日本勢から錦織圭（20歳）と添田豪（26歳）が登場、錦織は第３シードで世界ランク61位のベンヤミン・ベッカー（29歳、ドイツ）に 5-7 6-4 6-7(4) の薄氷（はくひょう）の差で敗れ、予選決勝進出はならなかった。
また第14シードで登場の添田は、ワイルドカード（大会主催者推薦）で出場のMA, Ya-Nan（20歳、中国）に対し 6-1 4-2 とした時点で、MAが棄権を申し出たため勝利が決まった。しかし、翌日10日に行われた予選決勝では、第２シードで世界ランク60位のジェレミー・シャルディー（23歳、フランス）に 2-6 0-6 で敗れ予選突破はならなかった。

錦織の１回戦は、今年２月の復帰戦にて 3-6 6-1 0-6 で敗れたベッカーとの再戦となった。接戦となった一戦、両者２度ずつのブレークを奪い合い勝負はファイナルセットタイブレークへ。錦織は４月の大会からここまでタイブレーク12連勝中であり期待されたが、この日はベテランのベッカーが 7-4 で錦織を振り切り2時間46分の戦いに終止符を打った。
添田は、１回戦を相手途中棄権により突破し迎えた予選決勝、相手は格上のシャルディー、善戦が期待されたが結果は 2-6 0-6 の完敗であった。この日のシャルディーはまったくの隙が無く、ファーストサービス時のポイント獲得率が脅威の95％、添田はブレークどころかブレークチャンスすら与えてもらえず試合時間僅か1時間2分で敗退した。