海外での競争、、、

テニスを愛する皆さんこんにちは

昨年の末はエディハー大会の視察で、久しぶりに
ニックボロテリー(現IMGアカデミー)を訪ねま
した。テニスを始めた頃に行きたくて行きたくて
、、、でも試験に合格せず、行く事が出来なかった
アカデミーです。ですから、今でもこのアカデミー
を訪れる時は、自分の中で独特な緊張感を感じます。

素晴らしい施設と環境ではありますが、このアカデ
ミーで強くなる選手は実際には1万人に一人くらい
の確率では無いかと思います。今では客観的にこの
アカデミーの運営方針や練習のメニューや質が分かり
ますので、「あの時行かなくて良かったな』「確実に
強くなれない1万人の一人」だったなと思います。

現在のこのアカデミーの男子の看板選手は錦織選手、
続く看板選手もジュニアでは日本の西岡君です。この
西岡君、現在のアカデミーでのポジションを自分で
掴んだ気持ちの強さは本当に凄いと思います。一見、
盛田ファンドで与えられた様に見える環境でも、現地で
コーチ達に認められない限り中々チャンスは与えられない
のです。(これは現地に行かないと分からないでしょう)

この自分のチャンスを掴む強さが西岡君の試合を観て
いると随所に出てきます。「このタイミングでこの攻め方」
は日本で「ボケーっ」とテニスをしていても絶対に出て
来ないなという強さは見ていて感じられます。

無論、だからといって将来が約束されている訳ではあり
ませんが、このような海外での競争の経験をテニスの
世界でも良し、またテニス以外の道へ進んだ場合でも
生かせる様な逞しさをこれから海外へ行こうと思って
いる選手達には持って欲しいと思います。


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