こんばんは。
11月12,13日は、ビーンズドームで4回目の指導者講習会を行ってきました。
今回は、15、16歳の育成をテーマに行いました。 パワーテニスへの移行・個人のゲームタイプの確立・個人のゲームにあったパターンや戦術練習・ラケットを持ってのオンコートのスピードトレーニング・テニス専門の持久力(スピード持久力も)トレーニングを2日間かけて紹介しました。
2日目には実際に選手に試合を行ってもらい、それを皆で試合分析し、今回は前回と違い数字的なデータではなく、戦術やパターン面を中心に観察し、彼らがステップアップしていくためにはどのような戦術トレーニングや個人のパターンを開発していったらよいかをディスカッションし、そのテーマに沿ったトレーニング方法を、自分がデモンストレーションするという事をしました。
コーチとしての目、つまり感性を磨く事、実際のパフォーマンスに隠された背景を予測して、どうしてそのような戦術的判断をしたのかなどを、見抜いていけるようにしていく事もコーチとしては重要な要素です。そして講習会参加者で、デモをしてくれた彼らが目指していくべきゲームタイプ、つまりゲームの方向性をまず出しました。次にデモの選手には5ゲーシチュエーションに関するアンケートに答えてもらい、彼らはどのような考えのもと戦術的判断を行っているのかを探っていきました。そして彼ら目指したい方向性と指導者の意見をディスカッションによってすり合わせ、最終的に目指すべきゲームタイプの方向性を皆の合意のもと、仮想として決めました。
ディスカッションを重ねていくと、指導者の思惑とは違う選手のやっていきたいゲームの方向性が出てきて、なるほどだからあの場面でそんなリスク高いプレーをしたのか!など、様々なプレーの背景が明らかになり、とても興味深いディスカッションになりました。
そして彼らのゲームタイプに合ったパターン練習をし、各ドリルで、彼らのプレーのコンセプトに合う判断をしていくように指導していくところをデモンストレーションしました。
この年代からはいかに自分個人のプレーやパターンを様々な状況に適応させ、この世界でいかに生き残っていくかを模索して、個を確立していこうとしなければなりません。そのために最大限の努力をおしまいない事をコミットできなければなりません。
ぜひ選手のみんなさんには、自分を能力を信じる力を自分の目標や夢を達成するできることを信じて、毎日努力してほしいです。自分も毎日全力で頑張ります!!
ここには写っていない方々も多数講習会に参加していただています。この場をかりてあらためて感謝申し上げます。
皆さんに分析してもらった内容をホワイトボードに書いてもらいました。
これは選手のゲームタイプを知っていくうえでのアンケートの一部です。これはオランダの育成システムで紹介されたものです。
次回は、12月3,4日です。講義内容等の詳細は、ぜひ兵庫県テニス協会のHPをご覧になってください。今週末から、自分はITFWCCのためエジプトに飛びます。また現地からレポートしたいと思います。お楽しみに!