返信ブログにします。

昨日いただいたコメントに返信させていただきます。
ちょっと長くなりそうだったので書いてしまいました(笑)

南国プレーヤーさん

おっしゃるとおりテニスは非常に体を酷使するスポーツです。
小さいお子さんに限らず、プロでも怪我をする可能性があるくらいですから。

ラケットは折れているとか道具として成り立たないようなのはもちろん使わないほうがいいですが肩や肘に負担がかかるのはラケットではなく打ち方(フォーム)の場合がほとんどです。
まれに、ストリングのテンションが高すぎたりその材質(ポリエステル)によっても負担がくることがありますが・・・

シューズも大人の体重でなければそこまで体に負担がかかるものではありません。
体が大きくなると少し道具にも気をつかう必要がありますが、少なくても身長でいえば150センチくらいまでは筋力的にもそんなに負担が大きいわけではありません。

ただ、年齢が低いうちは柔軟性がものすごく大事です。
それだけで随分怪我は減りますよ。

怪我はしたくないですからもちろん注意をしますが、いい意味で言えば小さいうちに怪我を経験できたほうが後々予防できます。

怪我も経験する必要があると僕は思っています。
怪我をしなければ痛みもわかりませんし、テニスが普通にできる喜びも改めて感じることができますし、何より選手本人が怪我をしたくない、と思えるようになります。

それは選手生活をする上では必要なことですし、怪我とまではいかなくても体のどこにも痛みがない、という選手はたぶんいないと思います。

痛みと付き合いながら選手生活はしなければいけないときもいずれくると思います。

もちろん親御さんの立場、気持ちは多少なりとも理解しているつもりです。
怪我をしてほしくない、でもそれは僕達コーチも同じです。
それでもものすごい大事な場面で怪我をされるなら、まだ取り戻せるうちに経験したほうが後につながるという考えもあります。

そして、怪我をしたら必ず確実に治す、ということを徹底して欲しいと思います。
痛みがわかるのは本人だけなので、本人しだいですがどれだけテニスが好きでも怪我を甘く見てはいけません。
治りきっていない状態で無理をすると、もっと大きな怪我につながる可能性もあります。

いろいろと矛盾してしまいますが、怪我は防ぎたいものです。でも怪我はしてもいいと思います。
あとは、本人が怪我というものをどう捉えるかによると思います。

気合い!!!!!!!!!!!

コメント

  1. 南国プレーヤー さん : 2007.12.18

    辻様
    丁寧なコメント誠に有難うございました。
    特にケガの経験があるほうが、ケガの怖さやテニスをできる喜びを感じることができる、とのお考えには心より納得できました。しかしケガをきっかけとしてコートを去ってしまう子供も何人も見てきました。ハードコートでの練習では足首やひざ、腰への負担も成長期の子供には大き過ぎるのではと心配もしています。子離れできない親ですね。また今後もいろいろとアドバイスをお願いできたらとい思います。

    返信

  2. ゆーま さん : 2007.12.19

    たしかに怪我が原因でコートを去ることになってしまった選手もたくさん見てきました。
    しかし、そういうリスクはつきものです。
    だからと、怪我を肯定できませんが成長期のお子さんには特に体に気をつけるようにはしています。
    僕らコーチができるものは練習の内容程度です。
    他には栄養、睡眠等しかケアできませんから・・・

    それでも怪我をしてしまう場合もあります。
    常に怪我のリスクは考えながら、しかし守りには入らず、という感じでしょうか。

    返信

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