国体関東ブロック予選最終日

今日は僕のテニス人生で初めての出来事が起こりました・・・

まさに目が点になったとはこういうときに使うんだろうなぁ、とつくづく感じました。

今日の山梨・甲府は朝から生憎の雨でした。
試合会場となる小瀬スポーツ公園はオムニコートですから多少の雨は問題無い、コートに水が浮いてくるまでは雨でもやるだろう、そう思って会場入りしました・・・

会場入りした途端に雨足が強くなり、少しずつですがコートにも水溜りができてきました。
このまま雨が降り続いたら厳しいな、と思っていましたが案の定雨は強くなる一方でした・・・

コートは完全に水浸しになり、朝の９時４５分開始予定でしたが１１時過ぎまで結局待機という形になりました。
まぁ、誰もが予想しているところです。

雨は相変わらず降り続き、コートの水はさらに増えてまるでプールのような状態になっていました。
これは、今日中に終わらせなければいけないのにどうするんだろう、近くのインドアを借りてやるのか、と誰もが思った瞬間・・・

「１１時半から試合を開始します。」とアナウンス・・・

うそ！？この状態で！？

しかし、審判の方々もコートに入りボールパーソン達も合羽を着て準備完了しています。
選手は必要な荷物をビニール袋に入れて、諦めた顔でコートに入ります。

試合前の練習開始。

ラリーがありません。
ボールがコートにバウンドせずに止まってしまいます。
選手達がこの状況に驚きと未知の世界にわくわくしている様が手に取るようにわかりました。
しかし、本当に試合になるのか、動けば水しぶき、水上テニスです！！

そして、試合開始。
僕は千葉県の女子のベンチコーチでコートにいたのですが、とにかくボレーに出ることを指示して（バウンドさせたらどうなるかわからないので）試合を見守ります。

結果は勝ちました・・・
しかしながらほとんどラリーもできない状況で試合として考えて良いものかどうなのか・・・

それでも男子の試合はラリーがかなり続いていたのです。
女子はほとんどラリーになりませんでしたが・・・

憶測ですが、女子のボールはフラット系の低い弾道が多いのでボールが水の上を滑るようにバウンドするので返せませんが、男子はスピンがかかって多少弾むのでなんとかラリーになるのかな、と思いました。

とにかく相手も状況は一緒ですから勝ちは勝ちとして、次に本大会出場を懸けた試合が行われました。

雨はかなり弱まりただの濡れているオムニコートでの試合でしたので先程とは全く違うテニスでしたが、なんとかシングルス２本を勝利し千葉県は男女共に本大会出場を決めました！！！

しかし、なんといってもあのプールのような状態のコートで試合をした映像が強烈すぎて頭から離れません。（笑）

初体験の１日でした・・・

それでは千葉県の本大会での活躍を祈って・・・

気合い！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！