強気でいること。

コメントいただきましてありがとうございます。

今日は僕なりの強気でいるための・・・

メンタル強化法・・・

と言えるかどうかわかりませんが・・・

まず、僕は小さい頃から練習では怖いもの知らずでものすごく良いプレーをしていましたが、試合ではその半分も出せずに負ける試合がたくさんありました(汗)

テニス用語で言う「練プロ」(練習はプロ級)でしたね。確実に・・・

この言葉は褒め言葉ではありません。

もちろん僕自身もその点は自覚があり、早く克服したいと思っていました。
メンタルに関する著名な方々の講演を聴いたり、著書を読んだりしましたが、やはりすぐに効果が表れることはなく、悶々と過ごしていたのを覚えています。

頭では(試合に入る前までは)理解していてもやはり勝ちたい、という気持ちが先行し過ぎてしまいなかなかその殻を破ることが出来ませんでした。

それを克服することができたきっかけは、ある時期からの極端なプラス思考です。
自分にとって全て良い風に捉えるように考えるようになってきたのです。
それは、高校生になってからくらいでしたが、きっかけとなったのは間違いなく共に練習していた仲間の存在です。
今も現役バリバリの岩見プロ、昨年惜しまれながらも引退した寺地プロ、大学でも先輩で大活躍していた石神先輩・・・

彼ら3人が同じ練習場所にいて、僕は当時目立った戦績もなかったのですが、完全に金魚の糞状態でその3人と同じチームに入れて頂く事が出来てほぼ毎日4人でのテニスになっていました。

実力的には完全に負けていましたから小さなことでも彼らに勝とうと右も左もわからなくなるくらい必死にならざるを得ない毎日です。
それこそ、ちょっとしたダッシュだったり、ウェイトトレーニングの重さだったり、ボールを打つこと以外のことでもです。

それでもついていくのがやっとだったんだろうと今は思っていますが、当時は「ダッシュでは勝ってる!」などと負けているとは思わずにやっていました。

俗に言う「勘違い」というやつです。

それでも不思議なことで同じ練習をしたりトレーニングをしている仲間であり敵でもある彼らが良い成績を収めると自分もそこまでいけるはず、同じことはやっているし、彼ら以上やれば勝てるはず、と思うようになってきたのです。

そこからは怒涛のプラス思考と勘違いの連続です。

身近に強い選手がいたおかげで自分も良い意味で勘違いができたわけです。

そこからは対戦相手に弱気になっている暇はありません。全国1位の彼らに追いつくためにはそれまでに負けるわけにはいかないですから。
彼らに離されるということは自分は一緒のチームで練習できなくなる、という危機感も常にありました。
実際にコーチから、「次の大会で勝てなければチームから外す」と言われたこともあります。

忘れもしないジャパンオープンジュニアです。しかも僕は予選の補欠で出場すら危ぶまれていたのに、です。
それでも絶対出場できる、しかも勝てる、と根拠の無い自信はありました。

結局、なんとか出場でき、予選を勝ちあがり本戦でも2回勝ちました。
日本人の最高成績はベスト16で3人。僕も寺地プロも同じでした。

首の皮1枚つながりました。

そのような状況でテニスをしていたので自分が少し勝ったくらいでは喜ぶなんてできませんでした。

プラス思考と良い意味での勘違い、これだけでかなり精神的には強くなれました。

全日本のタイトルを獲っている選手と一緒に練習できていたおかげで遠いものだと考えなくなったことが一番だと思います。
関東ジュニアで優勝したら以前ならものすごく喜んでしまっただろうと思いますが、実際に優勝したときにはまだまだ全日本ジュニアがあるから、と特にすごく喜んだ記憶がありません。

やはり目標、それも現実的にわかる位置での目標が常に感じていられる状況が精神的に前へ進む力をくれるんだと思います。

少しでも役に立てばと思いますが、そう考えると僕は恵まれていましたね。

仲間に感謝!!!

気合い!!!!!!!!!!!!!!!!!

コメント

  1. tarojun さん : 2009.02.18

    「プラス思考と良い意味での勘違い」。
    非常に面白いお話でした。
    一朝一夕でプラス思考ができるようになるのではなく、良い環境のなかでしっかり練習を重ねた結果ということでしょうね。
    テニスを離れて、普通の生活の中でも「プラス思考」をしたいものだと常々思っています。
    ありがとうございました。

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