攻撃と守備

テニスでボールを打つときはこのどちらかしかありません。
攻めているのか・・・
守っているのか・・・

その判断は・・・

とにかく本人のその時の気持ち、体調面、いわゆるコンディション、そしてもちろん技術!!
そこにさらに相手のコンディション、技術を考慮して決めます。
どんなボールをどのくらいのスピードで、どのくらいの回転で、高さ、深さ、どこに?

そんなことを1球1球繰り返しながらボールを打つのです。
言葉で書くと非常に長くなりますが、考えられる時間は早ければ一秒ないですし、長くても5,6秒ですかね・・・
テニスが高度なスポーツと言われる所以です。

さて、その中で自分の打っているボールが攻撃なのか、守りなのか、それはボールを打つときに次の相手が打つボールに対しての自分の考え方にあると思います。

例1・・・次に「ここには打たれたくないなぁ・・・」と思ってボールを打つ。

例2・・・次に「こっちに打ってやろう!!!」と思ってボールを打つ。

前者は守り、後者は攻撃、という風に捉えられます。
要は、他人が判断するものではなく自分がどういう気持ちでボールを打ったかでそのボールの意味合いが変わってくるということです。

同じ所に同じボールを打ったとしても違いが出てきますよ。
もちろんテニスは生きていますから必ずそのような形になるとは限りませんのであしからず。

自分で攻撃しているつもりでも、相手に打たされている場合もありますもん。
非常に高度な駆け引きが存在します。

そこが楽しい!!!

僕の中では、体を動かしながら、持ち時間のない将棋をしているような・・・伝わるかな???

相手のやりたいこと、やろうとしていることを察知し、(相手より早く)それを防ぐ手段を考え、実行する相手も防がれるのを防ごうと必死になったり・・・

想像しただけで楽しいです!!!!!!!(笑)

話を戻しますが、攻撃と守りが共存する意味合いを持つボールもあります。
それは、相手の攻撃を受けながら、次に相手が連続で攻撃できないようなボールを打ったとき。。
いわゆるカウンターです。相手を利用して倍返しですね!
難易度はかなり高いですが・・・

ただ、カウンターに関しては非常に使用頻度が高いので、知らず知らずカウンターになってたり・・・なんてこともあります。

そうやって一つ一つ考えながらプレーしてみるのも面白いです。その中で自分が打ちたいショット、打てたらもう少し展開が変わるのになぁ、的ショット等色々発見できます!!

大体、自分の意志でしっかりボールを打てるときは攻撃、相手によってやむを得ずにそのボールを返してしまうのなら守備、というような大まかな感じでいいと思います!!

攻めている時に気をつけることは、攻めていること自体が相手に対してプレッシャーを与えているはずなので、無理にエースを狙ったり、ポイントを早く終わらせてしまいたいようなショットは避けるということです。攻め続けていれば相手が何か(ミス)してくれますよ!!

守っている時に気をつけるのは、状況を良くしようとしすぎない、ということです。攻撃されているから守っているということを踏まえると、そんなに簡単に状況は変わらないです。時間をかけてでも自分が攻撃できるまで耐えるということです。

どちらにしてもやっぱり最大の敵は自分ですね・・・

その時に自分のやりたいことを我慢できるかどうかが勝負の分かれ目です。
毎回我慢しなければいけないわけではないので、その時くらいは我慢しましょう。

相手が(もちろん自分も)ミスショットをしてくれればいきなり守りから攻撃!なんてこともありえるので常にその時の状況を見極められるようにやっていけたらいいんじゃないかな~と思います!!

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