努力の形

前々回に書いた努力について、僕の聞いたことがあるものから、見たものまで少ないながら紹介したいと思います。
自分がしている努力に比べてどうでしょうかね・・・


まずは・・・

今男子の世界№2に君臨し、フレンチオープンではいまだ負け無しのナダル・・・

彼がまだジュニアの時、といってもまだ若い選手なのでそう遠い昔ではないです。
ウィンブルドンジュニアに彼が出場していた時のことです。
その年も例年通り雨が多く、満足に練習ができない状況でした。少し天気が回復して練習ができるようになっても一般の選手が優先されるため、ジュニアは後回し、結局一日に一時間もできないような中で、ナダルは壁打ちのコート?というか壁があるところ・・・で壁打ちをしていたのですが、その壁打ちが半端じゃないんです。
まさに今、試合中かのような集中力で、壁に向かって打っていて、(もちろんあの打つときの声も!)
ウィンブルドンだから芝なのに、その壁のところはいわゆる砂利、(貸し駐車場みたいな)足元も悪いなか、ものすごく膝を曲げ、誰も近寄れないような雰囲気だったらしいです。
さらには、そのあと、コーチとまたまた普通の砂利のところでボレー対ストロークをこれまた必死に練習しているわけです。当たり前ですが、ネットもコートのラインもありませんよ!!
想像できませんよね・・・そんなこと。
捻挫したらどうしよう、なんて考えがないこともわかりますね。
それを当たり前のように、やれるということがすごいです。推測ですが、普段もそういう状況の時にそういうことをしているんでしょうね・・・いきなりその練習はないですもん。。。
まさに絶句・・・

なので今彼が世界の2位ということは驚きません、そこまでできれば可能性があるということもわかったし・・・

次はバイディソバです。今をときめく売り出し中の選手です。
彼女もジュニアの時(まだジュニアの年齢ですが・・・)
その会場の近くにたまたま坂道があるんですが、試合終了後に一人でひたすらその坂道をダッシュしているわけですよ。もちろん翌日も試合ですし、ダッシュのあとに練習もしていたみたいです。
そのダッシュの数20本以上・・・
ちなみに軽く7,80メートルはあるような坂道です。

次は、ちょっと名前はわからないんですが、海外の選手で、試合前にウェイトトレーニングをかなりしっかりやって(ベンチプレス130KGを10回×3セットとか)試合に行き、試合終了後そのままトレーニングルームに来てまた同じようにトレーニング。さすがに試合後はきつかったらしく、ものすごい雄叫びをあげながら、やってました。ちなみにその日の試合は勝っていました。

いかがでしょう・・・
今は科学的にトレーニングメニューが作られていることが多いのですが、これらの例をみると、確実にそれらを無視しているわけです。
はたからみれば、ちょっと変わっているなぁ、やりすぎだよ、なんていう言葉が出てきそうです。

ただ、彼らは自らやっている、ということを理解しなければなりません。決してやらされているわけではないんです。
すごいですよ・・・

今、考えていただきたいのは、自分が試合等を理由に自分に甘くしていないか、ということです。
明日試合があるから、今日は軽く・・・なんて言葉は通用しないということもお分かりいただけると思います。
今、世界のトップになっている彼らが試合前に調整するのと、これから強くなろうとする選手や、強くなりたいと思っている選手が取り組むこととは違って当然!

まぁ、人並みの努力は人並みにしかなりませんし・・・

努力を努力と思わずにやれることが大切!!

コメント

  1. 中村 さん : 2007.08.27

    2ヶ月後に私の住む街で市民体育大会というのがあって、ダブルスの試合に出場します。
    スクールのレッスン1時間半の中でサーブの練習時間はある時でわずかに5分、ない時は全くありません。
    サークルの練習でもサーブの練習はありません。
    そんなこんなでサーブは上達するのが難しいです。
    今のままでは上達は望めないですし、試合で結果を出すこともできないと思うので、近所の公園に行って週末の早朝、壁相手にサーブの練習を始めるつもりです。
    本当はもうとっくに始めてなければいけないのですが、何せ暑さにめっぽう弱く延ばし延ばしになってしまいました。
    ナダルの努力には到底かないませんが試合で結果を出したいと思います。
    追伸…アドレス変わりましたが同一人物です。

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