東北オープンを終えて・・・

先日優勝という最高の結果で終われた東北オープン・・・

色々な感想を持ちました。

まずは、残念なことにドローができてから来なかった選手がいたこと。
やむを得ない理由なのかはわかりませんが、シード選手もいたので大会側からすると・・・
まぁたいしたことではないのかもしれませんが・・・

若い選手でしっかりと練習、トレーニングまでしている選手もいました。
試合会場でそういうことをきちっと出来るということは簡単に見えますが、なかなか難しいのです。
頑張ってほしいなと思いました。
これからまだまだ上を目指す選手たちには必要不可欠なことです。
そういう選手もいた、ということで少し嬉しかったです。

僕らくらいの年齢になってくると若手どころかベテランに近いです。現に僕は全試合年下が相手でしたし・・・
そのなかで僕らは練習といっても先を考え、自分のコンディションを整え、戦う準備をしている、という感じです。
ある程度テニスは出来上がっていると思っていますから、磨いたものを試合でしっかり出すために練習をします。
もちろん、今のままでいいとは思っていないですから上に行こうとしています。が、現実は今からグランドスラムというわけにはいかないので、自分の最高のプレーを出したい舞台を目指します。
少し寂しい感じもしますが、これから活躍する若手の壁となるべく頑張っていくのです。
僕らを簡単に超えていかなければ世界になんていけないですからね。

僕の場合、年間に出場できる大会数に限りがあります。それは今自分が置かれている環境のなかでは、精一杯応援していただいてるものなので、不満はまったくありませんし、その限られた中でも結果を出すように自分なりに努力はしています。まだ、試合をできることに感謝しています。

なので一つの大会に賭ける気持ちはかなり強いほうだと思います。今のランキングシステムでは出場大会数が多いほうが有利というか少ない大会数では不利なのです。
特に何位になりたいという気持ちはありませんがある程度のランキングがないと出場できない大会もありますから無視もできません。
ただ、テニスしているのが楽しいのでランキングは本当にほとんど気にしていません。
そういう環境の選手は他にもいると思いますが、きっとみんな頑張っているはず！！

と、その観点からみると僕らよりも若い選手は必ず僕らよりも努力をしないといけないと思います。
まだ、たくさんやらなければならないことがある選手のほうが多いはずです。
なのに・・・

会場でたくさん練習をしていたのは中堅からベテランの選手ばかりでした。
高校生も出場していたのですが高校生なんて朝から晩までテニスして、その中に試合もして、というくらいでもいいと思うんですが・・・
経験は時間とともに得られますが、経験してからでは遅いこともたくさんあります。
今の日本のテニス界でもやっと１０代の選手で何人か素晴らしい選手たちがでてきましたが、今の日本のトップ選手達が長年トップにいるのには理由があります。彼らは若いときからずっと日本のトップですよ。
明日にでも彼らを超えようと毎日頑張らなければ到底追いつけません。
いい意味での見本となる選手たちですからしっかりといいところを吸収して、さらに自分のオリジナリティーを加えて頑張っていってほしいです。

僕はまだ負けたくはないのですが、僕が歯が立たないくらいの若手がたくさん出てきてほしいです。
言っていることが矛盾しちゃいますが、この年齢になるとそういうことも考えてしまいます。

簡単には負けないですよ（笑）