7月4日 ウィンブルドン DAY 02

日本男子では芝の大会で初のツアー優勝を遂げ、世界44位になった杉田祐一(三菱電機)が、地元イギリスのB・クラインを7-6(4)、6-3、6-0 で破り、グランドスラム大会本戦5度目の挑戦の末、ついに初勝利をつかみ取った。

グランドスラム大会初勝利、しかも幼少の頃から憧れていた聖地ウィンブルドンにおいて!

先月のゲリー・ウェバー・オープン1回戦で対戦したロジャー・フェデラーと通路で顔を合わせた際、「コングラチュレーション!」と握手で優勝を祝福されたと言う杉田。
照れながら「うれしいですね」と言ったが、それがなによりにも代えがたい祝福だったことだろう。

連戦で疲れたまる中のGS初勝利

杉田コメント
「フィジカル的にいっぱいいっぱいだったが、
初めてグランドスラム大会で勝利できて、素直に嬉しい。
予選負けを17回経験し、18回目で初めて予選勝ち上がり本戦でプレーできたのもウィンブルドンだった。」

「アグレッシブに自分で攻めていかなくてはいけないと思っていた。
これからもアグレッシブさを続けていきたい。
楽しみ、自分を最大限に表現したい。」

第1セットは、4回ブレーク・ポイントを握られた。
杉田も3回ブレーク・チャンスを掴んだが、お互いにキープ。タイブレークに突入する。

「先週のトルコの芝は凄く速かったが、ここは芝がかむので遅くて。
リターンが一番難しかった。
それを修正できたので良かった。」と杉田。

二人は何度もダブルスを組んだりした仲、お互いに手の内を知っている。

タイブレークでは4-1とリード、7-5で第1セットを取る。

「第1セット取られていたらフィジカル的にキツかったので、タフな流れになったかもしれないが、
取って気持ち的にも楽になった。」

相手がタイブレークの時、転倒して右ひざを痛めたことも加わり、その後は一方的な展開で勝利を飾った。

「非常に嬉しいことは嬉しいが。
やっぱもっと自分自身いけると…今凄く自信があるので、まだまだここで終わらないという気持ちの方が強い。
ここをステップにしたいなという想いがある。」

「2回戦の対戦相手は、どちらも左利きで、この特殊なサーフェスで特殊なプレーをする選手なのでかなり難しい戦いになると思う。
どちらがきても良いように…本当にどちらとでも戦いたい!
今自分が良い状態にあるので、ベストな状態で、素晴らしい選手と戦えるように最高の準備をしたいと思う。」
と好調の杉田の勢いはとまらない様子だ。

杉田の2回戦の対戦相手は、
芝の前哨戦クイーンズで優勝し、ウィンブルドンの優勝候補の一人、第19シードのF・ロペス(スペイン)かと思われたが、
なんとロペスは脚を故障、第4セット3-4で途中棄権した。

その結果、杉田の2回戦はA・マナリーノ(フランス)。
先週のアンタルヤ・オープン決勝で初対戦し、6-1、7-6(4)で勝っている相手だ。

杉田「出し切った」根性見せたフルセット 雪辱に燃えたマナリノに敗れる。【ウィンブルドン/全英】

フェデラー、ジョコなど順当勝ち

最多7度ウィンブルドンに優勝しているフェデラー(スイス)、ジョコビッチ(セルビア)は共に相手の途中棄権により2回戦に進んだ。
フェデラーはA・ドルゴポロフ(ウクライナ)の途中棄権により、15年連続の初戦突破。
ジョコビッチは、クリザンが左足首の負傷で途中棄権した。

日本勢ではダニエル太郎、土居美咲、尾崎里紗は残念ながら敗れた。

■錦織圭の2回戦はコート1の第一試合 日本時間21時から
錦織圭対スタコフスキーの対戦成績は0勝2敗
スタコフスキーは31歳、最高ランキングは31位(2010年)、身長193cm。

■大坂なおみの試合はコート17の第二試合。
第16シードの穂積/加藤組などの女子ダブルスも入った。
ウィンブルドン三日目オーダー・オブ・プレー

ウィンブルドン
賞金総額31,600,000ポンド(約45億円)
優勝賞金2,200,000ポンド(約3.2億円)
準優勝:1,100,000ポンド(1.6億円)
4強:550,000ポンド(8000万円)
8強:275,000ポンド(4000万円)
4回戦:147,000ポンド(2000万円)
3回戦:90,000ポンド(1300万円)
2回戦:57,000ポンド(820万円)
1回戦:35,000ポンド(500万円)
ウィンブルドン・ドロー
ライブスコア
ロンドン現地時刻(時差-8時間)

 

<<男子2回戦>>
9)錦織圭 vs S.STAKHOVSKY(UKR)
杉田祐一 vs M.MANNARINO(FRA)

<<男子1回戦>>
〇9)錦織圭 62 62 60 ●M.CECCHINATO(ITA)
〇杉田祐一 76(5) 63 60 ●W)B.KLEIN(GBR)
M.KUKUSHKIN(KAZ) 46 64 76(4) 62 ●ダニエル太郎
男子シングルスドローPDF
男子シングルスnet版

<<女子2回戦>>
〇大坂なおみ vs 22]B.STRYCOVA(CZE,23位31歳)

<<女子1回戦>>
〇大坂なおみ 63 76(3) ●SORRIBES TORMO(ESP)
K.FLIPKENS(BEL) 64 63 ●土居美咲
D.ALLERTOVA(CZE) 76(5) 26 63 ●尾崎里紗
〇17]M.KEYS(USA,18位22歳) 64 62 ●日比野菜緒
F.ABANDA(CAN,140位20歳) 62 64 ●奈良くるみ
女子シングルスドロー
男子予選ドロー
女子予選ドロー

<<女子ダブルス>>
16]穂積絵莉/加藤未唯(橋本総業) vs Q)ADAMCZAK/SANDERS(AUS)
二宮真琴/ボラコバ(CZE) vs BOSERUP/MCHALE(USA)
日比野菜緒/ロソルスカ(POL) vs LUCIC-BARONI(CRO)/PETKOVIC(GER)
青山修子/YANG(CHN) vs RODINA/VIKHLYANTSEVA(RUS)
大坂なおみ/張帥(CHN) vs 13]FLIPKENS(BEL)/MIRZA(IND)
土居美咲/荘佳容(TPE) vs KALASHNIKOVA(GEO)/SCHIAVONE(ITA)
女子ダブルスドロー

(記事塚越亘/KYOKO 協力/内田暁 写真/佐藤ひろし/TennisJapan)

王者フェデラーからも祝福を受けた杉田祐一