
「木下グループジャパンオープン2026」(東京・有明コロシアム/ATP500)は10月2日、大会3日目を迎え、男子シングルス2回戦の4試合とダブルス1回戦が行われた。
この日のハイライトとなったのは、コロシアム4試合目に行われた予選勝者のアーサー・フィス(フランス)と、第2シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)の一戦。
2024年のジャパンオープン王者であり、現在世界ランキング9位に君臨するフィス。今大会はエントリー遅れの影響で予選からの戦いを強いられたものの、本戦2回戦で有明との相性を証明してみせた。
前日に錦織を下して勢いに乗る第2シード・世界8位のティアフォーに対し、優勝経験を持つフィスは、高精度のサービスとキレのあるストロークで主導権を握る。第1セットを6-3で先取すると、第2セットではティアフォーも巧みなラケットワークでポイントを奪い、ロングラリーを制するなど流れを変えようと試みる。しかし、フィスは鉄壁のディフェンスとそこからの鋭い展開でプレッシャーをかけ続け、相手のダブルフォールトを誘って7-5で打ち勝ち、ベスト8進出を決めた。

予選から戦うフランスの実力者は「とても疲れたよ…」と言いつつも「手応えはとていい。自分のプレーの質も高かったし、サーブも良かったので、その点はとても満足している。それに、会場の雰囲気も最高だった。ここでプレーするのは本当に楽しい。準々決勝に向けてすでにワクワクしているよ」と2度目の優勝へ向けて力強く名乗りを上げた。
第8シードのバランタン・バシェロ(モナコ)は、予選勝ち上がりで元世界4位のステファノス・チチパス(ギリシャ)と対戦。第1セットを4-6で落とす苦しいスタートとなったものの、第2セット以降は粘り強いプレーで巻き返し、7-6(5)、6-4と鮮やかな逆転勝ちを収めた。

また、スペシャル・エクセンプト(SE)で出場のキリアン・ジャケ(フランス)はルチアーノ・ダーデリ(イタリア)に6-3、7-6(5)でストレート勝ち。選勝者のハウメ・ムナル(スペイン)とラッキールーザーのハイメ・ファリア(ポルトガル)による一戦は、ムナルが6-1、6-1の圧勝でベスト8へと駒を進めた。


■シングルス2回戦■
○ J・ムナル (スペイン)[Q] 6-1 6-1 ● J・ファリア(ポルトガル)[LL]
○ K・ジャケ (フランス) [SE] 6-3 7-6(5) ● L・ダルデリ (イタリア)
○ V・バシェロ (モナコ) [8] 4-6 7-6(5) 6-4 ● S・チチパス (ギリシャ) [Q]
○ A・フィス(フランス)[Q] 6-3 7-5 ●F・ティアフォー (アメリカ) [2]
■ダブルス1回戦■
○M・ポルマンズ (オーストラリア) / J・ジエリンスキ (ポーランド) 2-6 6-2 11-9 ●L・ジョンソン (イギリス) / P・リクル (チェコ)
○A・タビロ (チリ) / L・バン アッシュ (フランス) 7-5 6-4 ●R・ギャロウェイ (アメリカ) / A・ゴランソン (スウェーデン)
○H・ニーズ (モナコ) / E・ロジェ-バセラン (フランス) [3] 6-2 6-4 ●D・スティーブンソン / M・ウィリス (イギリス) [Q]
○L・ミードラー / N・オーバーライトナー (オーストリア) 6-4 7-6(5) ●A・ブロックス (ベルギー) / A・ミケルセン (アメリカ)
取材:保坂明美 写真:鯉沼宣之

