「木下グループジャパンオープン2026」(東京・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園/ATP500)は29日、予選2日目が行われ、本戦開幕を翌日に控えた会場は熱気に包まれた。

この日の大きな注目を集めたのは、今大会を最後に現役引退を表明している錦織圭(ユニクロ)の公開練習だ。本戦にワイルドカード(主催者推薦)で出場する錦織は、1回戦で世界ランキング8位のフランシス・ティアフォー(アメリカ)との対戦が決まっている。

有明のコートに姿を現した錦織は、アーサー・フェリー(イギリス)と集中したストロークを展開。実戦さながらの鋭いラリーで初戦に向けて順調な調整ぶりを披露した。練習後には「最後、かっこいい姿を皆さんの前で出せるように頑張ります」と意気込みを語った。

2日連続となった錦織の公開練習は、有明コロシアムは大いに盛り上がった 写真:伊藤功巳

会場内には特設メッセージボードが設置され、熱心なテニスファンのみならず、人気ミュージカル『新テニスの王子様』のファンらも駆けつけ、長年日本テニス界を牽引したエースへの感謝と温かいメッセージが溢れかえっている。注目の本戦1回戦・ティアフォー戦は10月1日に行われる予定で、ラストダンスとなる集大成のプレーに期待が高まる。

また、この日はダブルス予選も行われ、日本人ペアとして坂本怜(日本)/島袋将(日本)組[WC]が登場した。

島袋将(左)と坂本怜(右)は第1シードペアに奮闘するも勝利はならなかった 写真:伊藤功巳

第1シードのジャン=ジュリアン・ロジェ(オランダ)/シアドア・ウィネガー(アメリカ)組との予選1回戦に挑んだ坂本/島袋組は、第1セットを3-6で落とすも、第2セットは積極的なネットプレーで6-3と取り返し、勝負を10ポイントマッチのタイブレーク(マッチタイブレーク)へと持ち込んだ。しかし、最後は百戦錬磨の海外ペアに粘り負け、4-10で惜しくも敗退。本戦出場には届かなかった

■シングルス予選2回戦■
○ A・フィス (フランス) [1] 6-2 3-6 6-1 ●K・マイクシャク (ポーランド) [6]
○ S・チチパス (ギリシャ) [2] 6-4 6-3 ●R・ヒジカタ (オーストラリア)
○ A.D・パジェホ (パラグアイ) [3] 6-4 5-7 7-5 ●J・ファリア (ポルトガル) [5]
○ J・ムナール (スペイン) [4] 6-2 6-3 ●A・コバセビッチ (アメリカ) [8]
■ダブルス予選1回戦■
○ J.J・ロジェ (オランダ) / T・ウィネガー (アメリカ) [1] 3-6 6-3 [10-4] ●坂本怜 (IMG) / 島袋将 (有沢製作所) [WC]
○ D・スティーブンソン (イギリス) / M・ウィリス (イギリス) [2] 7-6 6-4 ●S・ゴンザレス (メキシコ) / H・イェベンス (ドイツ)

木下グループジャパンオープン公式サイト

取材:保坂明美 写真:伊藤功巳