長い全日本テニス選手権が終わりました。
シングルス初戦敗退、ダブルス準優勝、ミックスダブルスベスト4と言う結果でした。
試合が終わってからはしばらく良くわからない感情のまま過ごしていて、あまり集中力の無い2日間でした。今回は『ダブルスでの2連覇』を最大の目標に、一年間片山選手と外崎トレーナーとやってきました。たとえどんなプロでも、学生が相手でも『全日本で負ける』と言う事は考えた事はありませんでした。連覇できるのは自分たちにしかない権利なので、必ず成功させると強く思い、実行してきました。だから、決勝で相手が優勝した瞬間は、失礼ながら、ただただ儀式的に握手をして全くと言っていいほど無感情な自分がいました。表彰式の時にも、準優勝カップに対する価値を見出せませんでした。
しかし、冷静になって考えると、やはり決勝を戦うまでも、その過程に様々な方からの応援だったりサポート、電話でのメッセージだったりと色んな方々に支えられてきて、それを一言で『価値のないもの』と言うのは、あまりにも非常識で、あまりに感情的でナンセンスだと思いました。毎日ヨネックスの方、ストリンガーの方から『頑張れよ！！』と声をかけてもらいラケットを戴く瞬間パワーをもらいました。試合や練習が終われば、『明日勝つ為の』ケアーをしてくれるトレーナーもいます。仕事の合間に無理をして駆けつけてくれるスポンサーの方もいます。家族のサポートもあります。その方達への恩返しは、連覇しかないと思い最大限努力しました。結果は準優勝でしたが、皆、最大級のサポートをくれました。本当に最高のサポーターでした。ありがとうございます。
だからこそ悔しいです。
通称『チームF.Tono』のメンバー。
ダブルスでは片山選手と、ミックスでは宮村選手とプレーし、本当に楽しかったです。今年の全日本をこのメンバーで戦えた事は私の誇りです。
もちろん家族のサポートなしには戦えません。
そして、ダブルスパートナーである片山選手には本当に感謝してます。負けそうになっても踏ん張れるあの感覚は、最高です。
今はまだ準優勝カップは箱に閉まったままで、なかなか見る気にはなれませんが、この結果が、自分の新しい人生への課題と活力をくれた気がします。
本日出場した横浜CHでは、添田選手と組んだダブルスで惜敗してしまったので残り2大会になりましたが、トヨタCH、アジアチャンピオンシップと頑張ります！！