去年から石川県七尾市和倉温泉テニスコート(24面)で始めたFFTA (Field of Future Tennis Academy)プロジェクトから一年が経過しました。
このプロジェクトは子供達の未来を創る場所から始まり、グローバル人材の育成と環境づくり、テニス選手育成と強化など、テニスというスポーツを通じて地域活性化をはかるというプロジェクトです。プロジェクトのパートナーである花井氏は地域活性化のスペシャリストであり、東南アジアの教育インフラ構築にも多く携わってきました。
私はテニスコーチ、時にはスポーツマネジメントの観点からにテニス(硬式テニス)が盛んではない能登という地域でテニスの普及活動としてプロジェクトと向き合い、東京から定期的に七尾市へ足を運ぶ一方で花井氏は七尾市に住み、地域の人々と協力し合い、プロジェクトを一歩一歩前へ進めています。
FFTAでは子供達も徐々に集まり「普及」というフェーズから「育成」というフェーズに移ってきました。まだまだ普及活動は必要ですが、今年の4月からはまだ少数ですが選手育成プログラムを開始する予定です。地元の子供達だけでなく、他県から引越してまで覚悟を決めてトレーニングを受けにきてくれます。目標はシンプルに世界で生き残れる選手の育成を目指します。
常に世界というステージが基準である限り、子供達の育成には多くの刺激と感性を育む必要があります。つまり一人一人がリーダーであるというマインドセット(考え方)を育てなければなりません。
そして私から見る世界という舞台で起こる型破りな選手や人材、いわゆる人々を魅了するサプライズを起こす人間ほど、「型」というのを幼少期から徹底的に教育されています。
リーダーが育ちづらい日本という環境を払拭できるような環境を提供できるよう、また我々指導者は多角的な視野で選手と向き合い、未来へ導いていけるような環境作りをこのプロジェクトでは目指したいです。