青春チームスポーツ「チアリーディング」に感動

28日はチアリーディングの全国大会「Japan Cup」に娘が高校チア時代に一緒だった子が日体大のチア部に進み演技している様子を応援しに行ってきました。

金曜日はフライデートーナメントと言って、準決勝惜しくも規定点数に足りなくて出場できなった次点チームや、準決勝は学校単位ひとチームしか出場できないので、それ以外のチーム編成が出場する大会となります。
チアリーディングは華やかに見える反面、人を飛ばしたり受けたり、と一瞬の気のゆるみがケガにつながったり、ミスにつなっがりと、とても過激なスポーツなのですが、難易度が高い技の数々をノーミスで終えた後は会場から大歓声が沸く、という感動を覚えます。

日体大Bチーム演技中にトップの選手が回転しながら中段の選手に乗る場面でずれがあったのでしょう、キャッチ位置が悪かったようで中段の選手の右肩が脱臼した様子でした。
会場中、だれが見ても異変があったことに気付いていたようですが、本人は演技続行の様子ということで演技は続き、右肩は思うように動いていないようでした。
私も撮影しながら思わずシャッターは止まってしまいましたが、演技を撮り終え、帰宅後に編集していると・・・

右肩が外れた選手へチームメイトへが気遣っている様子、表情が伺えます。
中段の選手ですから、その上にもう一人乗せなくてはいけないという状況が続いてまして、上に乗るいわゆる「トップ」と称する選手が、中段の相互いに向かい合う選手の両手に後ろから飛び乗るという場面では、トップの選手がアクシデントの選手が左手一本しか使えない状況を思い、もう一方の選手への加重配分を多めに変えて負担を最小限に抑える努力、そして乗っかることができた後は加重配分を調整してるバランス感覚は涙ものでした。

そして最後のフィニッシュ場面の決め技でも両脇から肩と両手の上に乗り、フィニッシュポーズだったのですが、アクシデントが側の乗る選手は柔らかく、心配そうに気遣いながら乗る様子が伺え、自分のアクシデントで今までいやというほど練習して来たチームメイトへ迷惑をかけられないという思い、チームメイトはアクシデントが起こった選手へ気遣いながらも最高の演技をして終える、チアの精神「元気」「笑顔」「勇気」を忘れずいたことに、年を取って涙腺が緩くなっている私は涙流して編集を終えました。

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娘の友達当人から聞いた話で

原則ケガをした時点で音楽は止められ、演技はストップするということでした、協会主催側もアクシデント本人が笑顔で演技を続ける姿勢を見て、続行という判断をしたようでした。

そしてチームメイトもアクシデント本人に「やめていいよ」と声をかけたら「大丈夫、入るから大丈夫!」ということで演技は続いていったということでした。

客観的に見れば安全は何事にも優先され、中断という判断がベストだったのかもしれません。
しかしながら、こればかりは一緒に練習をしてきた仲間や本人の意志の問題であった気がします。
演技後は待機していた医師により、すぐさま肩は入れられ大事には至らなかったようでしたので安心いたしました。

テニスは個人一人、多くてももう一人いるダブルという競技でチームメイトは数多くないスポーツですのでチームワークに絶えず向き合う必要はないので、チームメイトを思いやるということは代表や団体戦以外はありません。

アマチュアスポーツの素晴らしい、美しい場面に遭遇し、とても感動させてもらいました。

コメント

  1. 風花 さん : 2015.09.03

    素晴らしい記事をありがとうございます。

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