最近、ジュニアのプライベートレッスンの中で、ピックルボールをテニスの補助的トレーニングとして取り入れています。
ピックルボールには、テニスにも役立つ動きや感覚がたくさん詰まっていて、楽しみながら自然に身につけられるのが魅力です。
✅ ストロークは「厚み」と「縦のスイング」の感覚づくりに最適!
ピックルボールでは、横にスイングしてしまうとボールのコントロールが難しくなります。
そのため、自然と“厚み”を使って、縦方向にスイングする意識が身につきます。
ラケット面の使い方とスイング方向の感覚はテニスにも直結するので、やりながら自然と気づけるのがとても良いところです。
✅ テイクバックとスピンの感覚も自然に身につく
ピックルボールはバウンドが低く、時間的な余裕も少ないため、コンパクトなテイクバックが求められます。
また、自然とボールの下にラケットを入れる動きが出てくるので、スピンの感覚を無理なく体得できるのも大きなメリットです。
✅ ラケットの長さの違いで距離感の調整力がつく!
ピックルボールのラケットはテニスラケットよりも短いため、最初はボールとの距離感がつかみにくく感じることもあります。
ですが、続けていくうちに自分の体とボールとの適切な距離を細かく調整する感覚が自然と養われていきます。
この距離感のトレーニングは、テニスにおいても打点を安定させたり、ボールへの入り方を正確にするうえで非常に役立ちます。
✅ ボレーの入り口としても◎
ピックルボールはラケットが短く、ボールも軽いため、ボレーが非常に簡単に感じられます。
特にジュニアのうちは筋力がまだ十分でないことも多く、テニスではインパクトの瞬間にラケットを支えきれず、振られてしまうということも少なくありません。
そのため、正しい技術を身につけるきっかけになったり、小さいうちからボレーを楽しめるという利点があります。
🎾 楽しみながらテニスに役立つ力を育てる!
ピックルボールはあくまで補助的な要素ではありますが、テニスの動きに自然につながるポイントがたくさんあり、子どもたちも楽しみながら取り組めるのが一番の魅力です。
引き続き、テニスの上達につながるクロストレーニングとして、レッスンに取り入れていきたいと思います!